坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

謎のピンクテープ、結局は伐採の印だった件。市民の立ち会いで、いのちを守れた樹木も。

2020-12-10 | 日々のこと
 玉川上水沿いの桜以外の樹木に巻かれたピンクテープの立ち会いへ。
 
 これまで、玉川上水沿いのテープの意味は、赤は伐採、青は剪定だったので、初めて見たピンクテープにはびっくり。
 
 市民の方から「ピンクテープが巻かれている!」との話を聞いて、現場を見に行ったら、ピンクと赤のテープが混在している。陣屋橋から新小金井橋の間に数十本。小金井市の担当課長に問い合わせると、「ピンクテープですか?!赤じゃなくて?知らないです」と。東京都水道局に確認をしてもらうと「東京都も知らないと言っている」との話。
 
 え?東京都が知らないの??そしたら誰が巻いたの??って話ですよね。
 
 数日後に、市民経由で「結局は水道局が巻いたみたい。調査のためのテープらしい」との情報が入ったので、再び小金井市の担当課長に問い合わせると、「その後東京都からの情報は入っていない」と。改めて東京都に確認してもらうと「水道局が調査のために巻いたテープらしい。伐採や剪定のテープはまた別に巻かれる」とのこと。
 
 ちょうど、市議会厚生文教委員会があったので、私からこの間の経緯を説明し、担当課長には、「水道局が調査のために巻いたテープらしい。伐採や剪定のテープはまた別に巻かれる」と答弁してもらいました。
 
 すっかりそのつもりで、数日後の立ち会いに行くと、現場の受託業者さんは伐採の意味でピンクテープを巻いた。と言うのでびっくり。同席していた市の職員の方もびっくり!とのこと(そりゃそうですよね)
 
 現場の方いわく、赤テープ(ガムテープ)だと伐採した後の樹木処理業者が回収してくれない、樹木以外のモノは遺物扱いになる。なので、剥がしやすいピンクテープを使っている。
 水道局の方いわく、これまでピンクテープは調査の意味だった。今回ピンクテープと聞いて、調査と判断した。
 
 と言うことで、受託業者と東京都水道局との情報伝達にミスがあったようです。連絡ミスは今後ないように気をつけてもらえればと思いますが、市議会では事実と異なった答弁をしてしまったわけですから(市役所職員に落ち度はない)、議会で答弁の訂正をしてもらわないと。
 
 経緯はさておき。立ち合いによって、残せる樹木とやむなく伐採の確認をして行きました。これまでの立ち合いによって残されてきた樹木にもピンクテープが巻かれているんですよね。法面に影響するのか?危険性が高いのか?桜を被圧するのか??立ち合いに参加した森林インストラクターの市民の指摘、心強い。結果、モミジやケヤキ、コブシなどは伐採ではなく剪定に。
 
 立ち会いをした市民も、私も、「全てを残して」なんてことは言っていないので、法面を崩壊させる懸念のある樹木は、やむなく伐採に合意。人間が暮らしている中でのみどりなので、人間都合ですみません。という想い。
 
 
 来週には、今回の立ち会いの結果に基いて、テープを巻き直し、作業は年が開けてからになるとのこと。市民としても再チェックが必要ですね。毎年同じことを繰り返している気がするけれども、それでも立ち会いの場を設けてくださることに感謝。何もないと、皆伐に近い状態になってしまう。樹木のいのちはおなじ。多様な樹木のいのちをまもるということは、多様な下草のいのちも守るということでもあります。
 
 現状のみどりは可能な限り保全すべし、です。
 
 
立ち会いによりいのちが守られたモミジ。紅葉の季節ですね。
 
 
春になったら、白い花を梢いっぱいに咲かせるコブシも伐採でなく剪定へ。
 
 
鳥の巣を発見!
 
 
赤テープは昨年つけたものの残りなんですって。はがすように引き継いだはずが、残されたママとのこと。
 
 
件のピンクテープ。蛍光ががってるので目立つとか。
 
 
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