トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

ISILはG20サミットをねらったテロを計画していた

2015年11月20日 | 国内
11月21日 イスラム国(ISIL)はアンタリヤのG20サミットをねらったテロを計画していたが、トルコの努力で阻止されたと、検察が発表しました。

 Hurriyet
警察の手入れを受けたガジアンテプのISILのアジト


南東部ガジアンテプ県のISILのテロリストのアジトの手入れで押収されたコンピュータから集めたデータによると、ISILの戦闘員たちはG20サミットを標的にした大攻撃の他、トルコの18県で26件のテロ攻撃を計画していたようです。ガジアンテプのテロリストのアジトの手入れは、10月10日のアンカラの爆発テロの捜査中に行われました。

アジトで押収されたコンピュータは、ガジアンテプのISILのリーダー、ユヌス・ドゥルマズが使っていたものと思われます。コンピュータのデータによると、ISの戦闘員たちは、サミット中、世界の首脳たちが泊まるアンタリヤのホテルを調査していたようです。しかし、アンタリヤのホテルの警備は鉄壁でした。

ドゥルマズのコンピュータから集めたデータによって、テロリストたちはイスタンブルとイズミルの公的な場所を標的にしたテロを計画していたことがわかりました。ユダヤ人関係、アレヴィ派関係、多くの左翼組織が彼らのリストに挙がっていました。

ガジアンテプのアジトの手入れで、テロリスト組織に関係する多くのデジ資料が押収され、アジトとシリアのISILとは密接に結束していたことが明らかになりました。今年に入ってからだけで、すでに1000人以上の容疑者がISIL関連で拘束されています。


G20サミットは10億ドルに価するアンタリヤの宣伝になった

11月15,16日、地中海岸のアンタリヤのリゾートで開催されたG20サミットは、10億ドル以上に価するアンタリヤのプロモーションになったと、メンデレス・テュレル市長が言いました。

 Hurriyet

「G20サミットは、アンタリヤの名を世界に知らしめるチャンスになりました。私たちはサミットによって、10億ドルに価するプロモーションのチャンスを得ました。世界の著名なゲストたちは、私たちのおもてなしに感謝してくださいました」

テュレル市長はまた、来年のサミットを主催する中国の代表団から、サミットを組織するためのアドバイスを求められたと言いました。「サミット中の厳重なセキュリティにもかかわらず、アンタリヤを訪れたツーリストたちから、空港などでの不快感を訴える声は聞かれませんでした。アンタリヤには、夏になると、毎日、15万人のツーリストが訪れますから、アンタリヤのインフラは整っていたのです」

G20サミットの準備の一環として、2か月がかりで、90,000トンのアスファルトを使って道路を舗装したと、テュレル市長は言いました。サミット中、世界経済の85%を代表する世界の首脳たちが、アンタリヤを訪れました。

G20サミットのウエブサイトによると、このイベントに出席した人は1万3000人。サミット中、働いたスタッフは4万人だそうです。G20の首脳たちのために使われたベレク地区のホテルは20、会合のために使われたホテルは5つでした。


“神から送られた”隕石を売った収益に課税すべか?

東部ビンギョル県の村人たちが隕石をたくさん拾って売ったと聞いて、財務省の職員が課税調査にやって来ましたが、村人たちは隕石は“神から送られた”のだからと、課税に激しく反対しました。

 Hurriyet

村人たちが隕石の破片を20万ドルでロシアやヨーロッパのコレクターに売っていると、メディアが報じたため、財務省が職員をサルチチェキ村に送ったのです。2万1000リラ(7000ドル)の売り上げは課税対象になるという財務省に、村人たちは激しく反発、隕石は“天から降ってきた”のだから天然資源とは考えられないと主張しました。

「隕石は神様が空から村人に贈ってくださったのです。税はかからないはずです」と村人の1人、リドヴァン・エルギュンさんはドーアンニュースに言いました。「彼らは、隕石は国家のものだと言いますが、私たちは石を地中から掘り出したのではありません。税は地中から出た石にのみかけられるべきです」とエルギュンさん。

また、他の村人は、隕石の収益は負債を払うために使われたので、村人は商売をしたわけではない」と言いました。「村人たちが石を集めたのは事実です。しかし、彼らはそれで商売したわけではありません。彼らは負債を払っただけです」とイスマイル・エルギュンさんは主張。「私たちは会社をつくったり、石を探す人を雇ったわけでもない。わずかの石を集めただけです。税をかけられることはないと思います」

サルチャユルの住民たちは、イスタンブル大学のさる学者に、隕石は貴重なものだと教えられて、石を売ることにし、1グラム60ドルで売ったそうです。

メフメト・シムシェク財務相は、村人たちに税を課すべきかどうか、一般の意見をツイッターで求めました。「サルチチェキで売られた隕石に税をかけるべきでしょうか?あなたはどう思いますか?」と大臣はツイッターで尋ねています。

・・・ツイッターで尋ねるなんて、トルコの財務大臣、おもしろい方ですね。私は免税にして欲しい。


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トルコとギリシアはともに難民危機に悩まされている

2015年11月19日 | 国際
11月20日 トルコとギリシアは難民危機の“責任者”ではなく“被害者”だと、ダウトオール首相は、11月18日、トルコからギリシアの島を通ってヨーロッパに向かう何百何千の難民と移民について言いました。

 Hurriyet
ギリシアのアレクシス・ツィプラス首相(左)とダウトオール首相


「難民危機の被害者同士として、われわれは互いに技術的な協力をしていくことにした」と、ダウトオール首相は、トルコを訪れているギリシアのアレクシス・ツィプラス首相との記者会見で言いました。トルコを初訪問したツィプラス首相の話題も、トルコからギリシアへ流入する難民の大群との取り組みが中心になりました。

両首相は関係省庁間のメカニズムをより緊密にし、難民危機と取り組むための実務集団をつくることで合意しました。ギリシアの沿岸警備隊の司令官とトルコに司令官は、これまでもエーゲ海の不法移民対策について話し合ってきましたが、ダウトオール首相は、両者の定期的な対話を行うことに言及しました。

難民のヨーロッパへの流入は、トルコにもシリアにも責任はないと、両首脳は力説し、EUや国連など国際的組織がこの重荷を分担するよう促しました。「われわれは両国に全責任を負わせることには同意できない」とダウトオール首相は言いました。

2人のリーダーはキプロス再統合交渉についても討論しました。ダウトオール首相はまた、ギリシア政府はトルコのEU加盟のための支持を増していくと信じていると言いました。「キプロス問題解決の糸口はある。交渉は終わったわけではない。わが国は交渉に積極的に助力する姿勢でいる」


「対ISIL作戦は計画の段階だ」とトルコ外相

対イスラム国(ISIL)トルコ・アメリカ共同作戦はまだ計画の段階だと、トルコのフェリドゥン・シニルリオール外相は言い、これはアメリカのケリー国務長官の見解でもあると説明しました。

 Hurriyet

「われわれは、わが国の国境にダエシュ(IS)が存在することを終わらせる計画を持っている」と外相はアナドルニュースに言いました。「この計画ができあがれば、われわれの作戦はより広範にひろがる。今後の作戦を見ていて欲しい」

ジョン・ケリー国務長官は11月17日、両国は北シリアの国境の安全保障を完璧にする作戦を始めるだろうと言いました。この声明はシニルリオール外相も確認しています。ケリー国務長官は、マレア=ジャラブルス・ラインと呼ばれる長さ98キロのゾーンで行われる“一掃作戦”に言及し、この作戦はまもなく始まると強調したと、トルコ軍と外交筋は語っています。

「シリア北部の国境の70%は封鎖されている。われわれは残りの98キロを封鎖するために、トルコと作戦を行う」と、ケリー国務長官はCNNのインタビューで話しています。「ケリー長官が言ったように、トルコ国境の一部にはまだダエシュが存在している」とシニルリオール外相は言いました。「われわれはこの存在を許さない。ダエシュのいかなる作戦にも対抗する対策がとられるだろう」

・・・ISILをほんとうに“力”で、ひねりつぶせるのでしょうか?


「トルコ南東部はテロのため、劇的な資本流出が起こっている」ビジネスマン代表

「ディヤルバクル商人・職人協会」(DESOB)のアリジャン・エベディンオール会長によると、テロ攻撃がエスカレートしているため、トルコ南東部で深刻な資本流出が起こっているということです。

 Hurriyet

「テロ攻撃のエスカレートで、多くの企業が店じまいし、家を売って、南東部を去っていきました。私たちにとっては、憂慮すべきことです。私たちは大きな労働力の移動と、頭脳流出に直面しているだけでなく、劇的に職を失っています。ディヤルバクルではいま、10万人以上の若い人々が、小さなビジネスに雇用されています。ほんとに小さなビジネスは店じまいしました。多くの若い人々が職を失います。深刻な社会的貧困がもたらされるでしょう」と、エベディンオールさんは言っています。

エベディンオール会長はまた、この何か月かで、資産価値が20%くらい下がったと言っています。「ディヤルバクル商人・職人協会」はこの問題を討議・解決するために、「トルコ商人・職人総連合」(TESK)と住宅供給局(TOKI)にコンタクトしたと言いました。

「新内閣ができたらただちに、クルド平和プロセスを復活させ、種々の経済対策をとることが必要です。私たちの住む南東部は、紛争のリスクを負っているのですから」


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ヨーロッパに向かうIS戦闘員がイスタンブル空港で拘束された

2015年11月18日 | 国際
11月19日 イスタンブル・アタテュルク空港で、8人のイスラム国(ISIL)戦闘員容疑者を、犯罪プロファイラーが面接し、不法にドイツに入国する計画だったと判定し、拘束しました。

 Hurriyet

治安部隊によると、容疑者たちは、カサブランカから“観光目的”でイスタンブルを訪れ、ホテルも予約していると主張しました。しかし、外国人IS戦闘員を阻止するために空港で監視している犯罪プロファイラー(犯罪心理分析官)が彼らを怪しいとにらみ、“面接室内”でさらに取り調べを行いました。

容疑者たちはナスルY.,スーフィアンH.,アイッサM.,サラハッディンA.,サイドS.,ムーフスィン。エルA.,ムスタファM.,アユブS.と認定されました。警察の調査で、ホテルは予約されていませんでした。

容疑者の1人が持っていた図には、トルコのエーゲ海岸イズミルから、ギリシア、セルビア、ハンガリーを通って、ドイツへ行くルートが描かれていました。容疑者たちの最終目的地について、治安当局の詳細な調査が始まりました。

 Hurriyet

犯罪プロファイラーたちはイスタンブルのアタテュルク空港とサビハ・ギョクチェン空港、バイラムパシャのバス・ターミナルで働いています。プロファイラーたちは怪しいと思われる人物を拘束し、トルコに入国を許可する前に面接を行います。報告によると、いままでに800人が追放され、200人が入国を拒否されました。


シリア国境でIS戦闘員1名殺害、21名拘束

トルコのシリア国境沿いで、イスラム国(ISIL)戦闘員1人を殺害し、21人を拘束したとトルコ軍が発表しました。

 Hurriyet

トルコ参謀本部の公式声明によると、シリアから国境を越えてトルコの町キリスに入ろうとしていたIS戦闘員1名をトルコ軍が殺害しました。また、9人の子供を含む21人が、国境を越えて不法にトルコに入ろうとして拘束されました。


オバマ一泊のためのアンタリヤのホテルの厳重警戒

 オバマ大統領は15,16日のG20サミットのために、最大級の厳重警戒で、アンタリヤのベレク・リゾートの豪華ホテルのロイヤル・スイートに一泊しました。

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550人のアメリカ代表団チームがカリスタ・ラクジャリ・リゾートホテルの全室を予約していました。ジョン・ケリー国務長官は警備ルールに従って、他のホテルに泊まりました。

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アメリカ・チーム先発隊は11月初旬にアンタリヤに到着し、7台のトレーラートラックで運ばれた警備機器を大統領到着前に設置しました。ベレク・リゾートのホテル地域はG20サミットのために“レッドゾーン”となり、とくに大統領滞在中は、ホテルとその周辺の警戒はレベルアップされました。

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アメリカの職員を含むすべての人が、出入り口のチェックポイントでX線の検査を受けました。アメリカから連れられてきた、3匹の訓練された犬が、つねに爆弾と化学物質のチェックに当たっていました。

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ホテルの32室は警備要員のために予約され、アメリカ国防総省と直結した部屋が設置されました。さらに、オバマ大統領のロイヤルスイート周辺の部屋はボディガードのために予約され、ロイヤルスイートの窓には防弾ガラスが張られました。大統領の公用車は駐車場内でも、内外の警備要員が警備しました。

オバマ大統領のためのTVシステムがアメリカから持ち込まれて部屋に設置され、大統領のサテライトと結ぶ特別のアンテナがホテルの屋根に設置されました。洗剤は犬たちがチェックし、大統領はホテルのタオルだけを使用しました。ランドリーの洗濯も特別チームが監視しました。

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アメリカから来た2人のシェフが、アメリカから持ち込んだ食材で、大統領のために調理しました。新鮮な野菜とフルーツのみトルコのものが使われましたが、すべて警備チームが入念に調べました。

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ホテルに着くと、オバマ大統領はしばらく公的業務から離れて、フィットネス・センターで運動しました。

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カリスタ・ホテルのアリ・クズルダー総支配人は、大統領の宿泊を秘密にしながら、5か月間、アメリカ側とコンタクトをつづけてきたと、語りました。サミットが終わると、ケリー国務長官が私的にホテルを訪れ、ホテルのサービス対して述べたそうです。

ゴルフ大好きで知られるオバマ大統領ですが、今回、ホテルのコースでプレイすることはできませんでした。「またこのホテルを訪れて、ゴルフをしたい」と大統領は約束したと、クズルダー総支配人は言いました。


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トルコとアメリカ、パリ攻撃後、対ISIL戦の次の段階を討議

2015年11月16日 | 国際
11月18日 トルコとアメリカの首脳が、フランスの血なまぐさいテロ事件の翌日の会談で、イスラム国(ISIL)との共同の戦いの次の段階について話し合いました。

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エルドアン大統領とオバマ大統領は、11月15日朝、G20サミット会場外で、トルコのフェリドゥン・シニルリオール外相とアメリカのジョン・ケリー国務長官も参加して、1時間の会談を持ちました。

エルドアン大統領は、スルチ、ディヤルバクル、アンカラ、最近はパリと、世界各地で起こっているISILのテロ攻撃を挙げ、「われわれは力を合わせてテロに立ち向かっています。今回のテロはフランス国民だけでなく、全世界の人々に対するテロ行為です」と言いました。

「今日、私はダエシュ(ISILのアラブ語)との戦いの次の段階について、オバマ氏と討議する機会を得ました。また、対IS連合内でのわれわれの努力について評価するチャンスも得ました。トルコとアメリカは、モデル・パートナーとして、また戦略的パートナーとして、世界平和のために、互いに団結して進むでしょう」とエルドアン大統領は言い、オバマ大統領を“貴重な友人”と呼びました。

「トルコは有力なパートナー」とオバマ大統領
オバマ大統領は“美しい”アンタリヤのG20サミットでの、トルコとトルコ国民のおもてなしに感謝しました。「G20サミットは世界経済問題を扱うのが恒例ですが・・・ゆがんだイデオロギーに基づいた無辜の人々の殺戮は、フランスやトルコに対する攻撃だけでなく、文明世界への攻撃でもあります」とオバマ大統領は言い、アメリカ主導の有志連合とともに、トルコは“有力なパートナー”だと言いました。

「今日、われわれが討論したことは、われわれが協力をつづけ、トルコとシリアの国境の防御を固めるためにも非常に役立つだろう」とオバマ大統領は言いました。


パリのテロと同日、イスタンブルで計画中のテロが阻止された

トルコ当局は、パリの銃撃と自爆のテロと同日、イスタンブルで計画されていたテロを阻止したと、ある高級官僚が話しました。

 Hurriyet

警察は11月13日、イスタンブルで5人を拘束しましたが、その中には“ジハーディ・ジョン”として知られる、悪名高いISの戦闘員と近い仲間もいるそうです。アメリカは、最近、シリアで、無人機爆撃によってジハーディ・ジョンを殺害したと言っています。

「彼らはパリの事件と同じ13日に、イスタンブルでテロ攻撃を計画していたと、われわれは考えている」と、同官僚は、匿名条件で言いました。“ジハーディ・ジョン”同様、シリアで外国人囚人の監視役をしていたアイン・レスリイ・デイヴィスが、イスタンブルの手入れで拘束された容疑者の中にいます。

デイヴィスはロンドン生まれのイギリス人ムスリムで、イスラミスト戦闘員になり、シリアのISILネットワークの主要な人物として、イギリスのメディアに取り上げられていました。トルコ当局は、今回、不発に終わらせたテロが、129人を殺したパリの事件とリンクしていたかどうかを調べているということです。

「あらゆる可能性を調べた」と、官僚は言い、拘束された連中がヨーロッパでテロ攻撃を計画していたかもしれないとも言いました。

本名モハムメド・エムワジという“ジハーディ・ジョン”は、西洋人人質の斬首ビデオに登場している覆面の男です。彼はISILの事実上の首都になっているラッカで、木曜、英米共同作戦の標的になりました。アメリカ軍は13日、悪名高い処刑人がドローン攻撃で殺されたことは、合理的に考えて事実だと言っています。

ISILジハーディスト5人の逮捕は、G20の首脳たちがトルコのアンタリヤに集まるまえに行われました。「シリアはテロリストの訓練場になった」と、官僚は言いました。「テロと戦い、シリア危機を解決する共同イニシアティブが必要です」

トルコはフランスと緊密な対話を行っていると、官僚は言いました。「われわれが最優先にすべきは、どうやって殺人者たちを見つけるかです。責任のなすり合いをしているときではありません」


G20でファーストレディたちがトルコ・コーヒーのいれかたを習った

アンタリヤのG20サミットの2日目、エルドアン大統領のエミネ・エルドアン夫人が、各国の夫人たちを、トルコ料理やトルコの文化・芸術を展示した「文化フィールド」に案内しました。

 Hurriyet

アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領のメフリバン・アリエフ夫人、シンガポールのリー・シェンロン首相のホー・チン夫人、経済協力開発機構ホセ・アンヘル・グリア会長のルル・グリア夫人、欧州理事会のドナルド・タスク会長のマルゴザタ・タスク夫人らが、エルドアン夫人のゲストになり、カヤ・プラッゾ・ホテル内の6000平米の「文化フィールド」を訪れました。

エルドアン大統領令嬢のシュメイヤ・エルドアンさん、アンタリヤのムアムメル・テュルケル知事のフィリズ・テュルケル夫人、メンデレス・テュレル市長のエブル・テュレル夫人も、イベントに参加しました。アナトリア文化と、トルコ・コーヒーやトルコのタイル・アートなど、多くのトルコ文化が、ゲストに紹介されました。

トルコ・コーヒーのいれかたやマントゥ(挽き肉を包んだ小さなおだんご)の作り方の実演もありました。Hurriyet 紙のフード・ライター、アイリン・オネイ・タンさんも、トルコ・コーヒーのプレゼンテーションをしました。「イスタンブル歴史的トルコ音楽団」のビュレント・オズベクによる葦笛の演奏や“旋回する修行僧”のショウ、トルコの伝統美術エブル(マーブリング)の紹介も。

3時間のイベントはエルドアン大統領夫人との記念撮影で終わりました。


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アンタリヤ・サミットが始まった

2015年11月16日 | 国際
  11月17日
 Hurriyet

G20の首脳たちが、パリのテロ事件の暗雲の下、トルコのアンタリヤに集まり、シリア危機、気候変動、経済、貿易などの議題を論じ合います。
Hurriyet

17:40 トルコのダウトオール首相がサウディのサルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アルサウディ王と、プライベートな会談をしました。

 Hurriyet

17:10 アメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領が、サミットの最初の休憩中に会談。
16:41 エルドアン大統領がサミットの最初のセッションでスピーチ。テロが世界中の平和と安全を脅かしていると力説しました。

 Hurriyet

16:40 首脳たちがパリのテロの犠牲者たちのために1分間の黙祷。
14:40 ダウトオール首相アンタリヤ到着。サレ夫人と会って、サミットが行われるリゾートタウン・ベレクへ。
14:15 あるグループがG20諸国の首脳たちに抗議するスローガンを叫びました。

 Hurriyet

13:48 首脳たちが恒例の“家族写真”撮影のため集合。
13:05 欧州理事会のドナルド・タスク会長が、「パリのテロ攻撃はイスラム国(ISIL)によって行われた。私はG20の首脳たちにISに立ち向かうことに集中するよう促します」と発言。
12:55 欧州委員会のジャン・クロード・ユンケル会長と欧州理事会のドナルド・タスク会長が、サミットに先立って共同記者会見を行いました。ユンケル会長は「EUの難民政策をいま修正する必要はない。私は難民がぱり攻撃の原因だとは思わない。テロリストたちが難民を追い立てたのです」と言いました。
12:10 エルドアン大統領がG20諸国の首脳たちに歓迎の辞を述べ、正式にサミットが始まりました。


トルコと日本、相互結束のさらなる強化で一致

 トルコと日本は、今後、経済、貿易、投資などでさらに関係を深めるだろうと、トルコのダウトオール首相が言いました。ダウトオール首相は、14日、イスタンブルで、G20サミットのためにトルコを訪れた日本の安倍晋三首相との共同記者会見で、見解を語りました。

 Hurriyet
11月14日、イスタンブルの共同記者会見で握手するトルコのアフメト・ダウトオール首相と日本の安倍晋三首相。


「両国の貿易量は2014年には36億ドルに達したが、まだじゅうぶんではない。両国間にはまだ増える可能性がある」とダウトオール首相は言いました。トルコと日本の経済関係は、安倍首相が経済協力協定に調印すれば、たちまち望ましいレベルに達するだろう」とダウトオール首相は言いました。「「われわれは2~3年内に、貿易量を50億ドルに増し、次の5年で100億ドルにする計画です」

ダウトオール首相はまた、現在の農業関係をレベルアップすることも語りました。「世界第7の農業国であるトルコは、世界最大の農産物輸入国のひとつである日本に、もっと大きな市場をシェアしたい」と、ダウトオール首相は言いました。安倍首相も、日本のトルコへの関心と投資は、近年、次第に増加していると言いました。

「トルコは中東の発展に貢献する有力な国であり、また、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカへ開かれた扉でもあります。日本の企業は、自動車や機械産業のほか、メディアや財政その他の分野で投資するでしょう」と安倍首相は言いました。

トルコ統計局によると、日本の会社は、今年1月から7月の間に、トルコに2億1500万ドル投資し、2010年以来の総額は17億ドルになっています。一方、トルコの日本への輸出は、この10年間で60%増え、2億3400万ドルから、3億7500万ドルになりました。

トルコの主要な輸出品は、魚、パスタ、タバコ、ニット製品などで、輸入品は自動車のほか、ブルドーザー、グレーダー(地ならし機)、ディガー(穴掘り機)、掘削機のような建設機類です。

記者会見中、両首脳はパリのテロ事件の犠牲者たちに1分間の黙祷を捧げました。安倍首相とダウトオール首相は犠牲者に哀悼の意を述べ、テロを非難しました。


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パリ・ショックの中、オバマ大統領、プーチンン大統領サミットへ

2015年11月15日 | 国際
11月16日 アメリカのオバマ大統領も、ロシアのプーチン大統領も、イスラム国(ISIL)によるパリ攻撃に顔を曇らせながら、サミットに参加するために、厳重警戒の中、トルコのリゾート地アンタリヤに到着しました。

 Hurriyet

エア・フォース・ワン(アメリカ大統領専用機)は午前7時、アンタリヤ空港に着陸しました。世界の首脳たちを警備するため、1万2000人の警官が配備され、多くのチェックポイントが設けられたアンタリヤで、15日、2日間のサミットが正式にキックオフされました。

プーチン大統領はサミットの前に、エルドアン大統領と会いました。プーチン大統領は午前9時55分、アンタリヤに到着、トルコのニハト・ゼイベクジ経済相、アンタリヤのムアムメル・テュルケル知事、メンデレス・テュレル知事が出迎えました。首脳たちはパリ攻撃に関する国家治安委員会の翌日に到着しました。

首脳たちはパリのテロを乗り越え、いかにしてシリアの戦いと難民危機を解決し、いかにして地球温暖化を抑制するかに立ち向かうでしょう。G20の後、オバマ大統領は、アジア太平洋経済政治サミットに出席するため、マニラとクアラルムプールに向かいます。


トルコ兵がシリア国境でISIL戦闘員4名射殺

 シリア国境近くをパトロール中のトルコ軍装甲車に、4人のイスラム国(ISIL)戦闘員が発砲し、トルコ兵が応戦、射殺しました。

 Hurriyet

11月14日、南東部ガジアンテプ県オーウゼリ地区の駐屯所近くで、ISILのメンバーが乗った2台の車が、軍の装甲車に近づいてきました。トルコ兵たちが「止まれ」と警告すると、戦闘員たちは発砲してきました。

トルコ兵が撃ち返し、1台の車に乗っていた4人を射殺しました。逃げたもう1台には何人乗っていたかわかりません。ドーアンニュースによると、IS戦闘員たちはトルコ国境から370メートルの地点で射殺され、もう1台はシリア側に逃げたということです。


トルコ軍が北イラクのPKKの標的44か所を爆撃

11月14日夜、トルコ軍が北イラクに越境空爆を行い、カンディル山のクルド労働者党(PKK)の44の標的を爆撃したと、軍情報源が発表しました。

 Hurriyet

F4-E2020とF-16戦闘機が、無人機とともに空爆に参加しました。トルコ軍の空爆が始まってから、PKKはシェルターと貯蔵庫の修復に努めています。6月に警官2人が、PKK関連のグループに殺害された後、トルコ政府は2013年のPKKとの休戦協定を解消しました。


古代都市アナヴァルザで新たに市壁発見

南部アダナ県の古代都市アナヴァルザの発掘で、8~9世紀の市壁が出土しました。

 Hurriyet

発掘隊長のチュクロヴァ大学考古学部のファティフ・ギュルシェン助教授は「発掘は40人のチームで行われています。市壁は発掘現場を掃除しているとき見つかりました」と言いました。「長さおよそ4.5キロの市壁は、アラブ人がこの地方を支配していた8~9世紀のものです。3メートル幅の市壁に門が2つあります。古代都市のメーンストリートが、この門を通っています」

「葦が繁るのを防ぐために、除草剤をまきます。発掘作業が終わったら、古代都市アナヴァルザはトルコの観光に役立つでしょう」と、ギュルシェン助教授は言っています。


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トルコ大統領と首相がパリのテロに非難と弔意

2015年11月14日 | 国際
11月15日 トルコのエルドアン大統領とダウトオール首相がフランスに弔意を告げ、120人余の人々を殺害したテロ攻撃に理解と団結を表明しました。

 Hurriyet

「トルコはテロの意味とその結果をよく知っています。私たちはオランド大統領とフランス国民の苦痛を共有しています。フランスの友人たちに哀悼のことばを贈ります」と、エルドアン大統領は14日朝、アンタリヤで記者団に語りました。

「私は国際社会がテロと取り組むための合意の必要を主張し、テロとの戦いに関してコンセンサスを求めてきました。トルコ国民はテロについて十二分に知っています。私たちはパリの攻撃をわがことのように感じ、考えています。私たちはテロに対し、毅然としたスタンスをとりつづけるでしょう」

ダウトオール首相も、フランスとの団結を強調し、今回の殺戮は“全人類を標的にしたものだ”と言いました。「今度のテロはフランス国民だけでなく、民主主義と自由と世界的な価値観を標的にしたものです。テロには宗教も、国家も、いかなる価値もない」と首相は声明で言いました。


パリのテロでG20サミットの議題は対IS戦に絞られるだろう

少なくとも128人が死んだフランス史上最悪のテロは、15,16日、トルコのアンタリヤで開かれるG20サミットと参加する世界の首脳たちに衝撃を与えています。G20諸国はただちに、イラクとシリアの過激派テロリストに対する戦いを始めるでしょう。

 Hurriyet
14日、パリの死体公示場の外で立ちつくす人々


、シリア問題の話合いの範囲と内容は、フランスの事件の影響を受けることは確実だと、外交筋がHurriyet 紙に語りました。「これは尋常な攻撃ではない。この攻撃で、ISILが西洋文明を標的にしていることが明らかになった」と情報源は言っています。

エルドアン大統領は、アメリカのオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領、中国の習金平主席、サウディのサルマン王、イギリスのキャメロン首相ほかG20の首脳たちを2日間のサミットに迎えます。サミットの主要議題は通常、経済と通商ですが、今年のG20はシリアの
不穏状況とイスラム国(ISIL)との戦いのために、地球的政治問題がトップ議題になるでしょう。

11月15日夜、エルドアン大統領主催のワーキング・ディナーは、シリアと対IS戦が話題の中心になるでしょう。同様に重要なのは、エルドアン大統領が、15日朝、オバマ大統領と会談し、同日夜、ロシアのプーチン大統領とシリア問題で意見を交換することです。外交筋は、オアバマ=エルドアン会談は対IS戦が中心になることは確実と言っています。

両国はフランスに全面的な支持と団結を誓い、対IS戦に全力を尽くすと発表しました。また、フランスのオランド大統領はトルコ訪問を取りやめ、代理としてローラン・ファビウス外相とミシェル・サパン財務相を送りました。


サウディ王がG20出席のためアンタリヤに華麗に登場

 サウディのサルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アルサウディ王が、G20サミット出席のため、11月12日、高級車の列に迎えられてアンタリヤ入りしました。王のために546室が予約されています。

 Hurriyet

サウディのエル・ヴェリド・ビン・テラル王子、トルコのニハト・ゼイベクジ経済相、アンタリヤ市関係者が王を出迎えました。王はマルダン・パラス・ホテルに泊まります。ホテルへの途中、特別治安部隊と地元警察隊が、王の車列をガードするために厳戒対策をとりました。

400代の高級車がサルマン王のために予約されました。王はG20サミット後、2週間余、アンタリヤに滞在すると思われます。サミットの1週間前、王と王子の私物が、16台のトラックでホテルに運ばれました。装甲されたメルセデスベンツ6台が、サルマン王と彼の特別警備員のために、アンタリヤ市に持ち込まれました。

マルダン・パラス・ホテルの546室が、サルマン王を長とするサウディ派遣団のために、1晩800~15000ユーロで予約されました。サウディ王がホテルを出入りする際にアスファルトに触れることのないよう、ホテルの玄関には赤いじゅうたんが敷かれました。

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エルドアン大統領がアンタリヤで世界の首脳たちと会う

2015年11月13日 | 国際
11月14日 エルドアン大統領は、2日間のG20サミットに集まる世界の首脳たちと会談します。サミットは11月15,16日、地中海岸のアンタリヤのベレク・リゾートで行われます。

 Hurriyet

「訪れるほとんどすべての首脳と会うだろうが、最も重要なのは、11月15日午前10時20分から1時間半行われるアメリカのオバマ大統領との話合いだ」と、エルドアン大統領は言いました。大統領はドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領との共同会談も行うでしょう。

エルドアン大統領とロシアのプーチン大統領との会談は15日の夜、行われる予定です。エルドアン大統領はまた、イギリスのキャメロン首相と、シリア危機を中心に会談するでしょう。また、大統領は、EUのジャン・クロード・ユンケル大統領と、難民問題対策の協力について討論するでしょう。


G20の世界の首脳たちに、トルコの銘菓ロクムをプレゼント

 今週末、G20サミットのためにトルコを訪れる世界の首脳たちに、エルドアン大統領の指示で、トルコの銘菓ロクム(ターキッシュ・ディライト)が贈られることになりました。

 Hurriyet

「わが社は特製最高のピスタキオのロクムを21箱、用意いたしました。世界には多くの問題がありますが、皆さん、スイーツを召し上がって、スイートに話し合っていただきたい」と、ロクム会社のネジュミ・アルパゴト社長が、11日、アナドルニュースに語りました。

アメリカのオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領、サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドゥルアジズ王、ドイツのメルケル首相も、トルコのロクムを味わうことでしょう。サミットは、15,16日、地中海岸のリゾート地アンタリヤのベレク地区で開催されます。

エルドアン大統領は、11月10日、サミット会場を視察中、首脳たちに贈るロクムを用意するよう組織委員会に指示したそうです。組織委員会からロクムの用意を依頼されたと、アルパゴト社長は誇らしげに言いました。
  


つづく紛争に、南東部シルヴァンの住民たちが逃げ出した

 南東部シルヴァンでは、非合法組織クルド労働者党(PKK)とトルコ軍の戦闘が10日におよび、命の危険を感じた住民たちが逃げ出しました。11月3日、ディヤルバクルから80キロのシルヴァンの3地区では、8月以来、6回目の外出禁止令が出ました。

 Hurriyet
トルコ軍とPKKの戦闘後の夜間外出禁止令で、人通りの絶えたトルコ南東部シルヴァンの街路。11月10日。


「エルドアン大統領とダヴトオール首相とトルコ政府が言っているように、テロリスト組織とわが国の戦いは結果が出るまでつづくだろう」と、セラミ・アルトゥノク内相は、11月12日、PKKに関して記者団に語りました。「シルヴァン地区の3か所の作戦は、テロ組織のメンバーを一掃するまでつづくだろう」

治安部隊は、警察が来るのを防ぐために地元民が築いた塹壕を埋め、バリケードを除去しています。今日までに、1000人ほどの住民が、身ひとつでシルヴァンを逃げ出したと、「トルコ技術家・職人協会連合」シルヴァン支部のムヒッティン・カン支部長が、11月12日、ドーアンニュースに語りました。「彼らが帰ってくるかどうかはわかりません。家のほとんどは破壊されてしまいましたから」とカンさんは言いました。

トルコ人権財団(TIHV)の報告によると、シルヴァンで6人の市民が治安部隊に殺されたということです。公的部門通商連合(KESK)は公正発展党(AKP)に緊急の“正常化”を要請しています。

シルヴァンはこの10日間、ヘリコプター、装甲車、戦車に支援された何千人の兵士、特殊部隊、警官に包囲されています。「私たちは何人が死に、何人が負傷したのかもわかりません」とKESKは言っています。「シルヴァンでは厳しい人権侵害が起こっています」


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ギリシア首相がトルコを“友好”訪問

2015年11月11日 | 国際
11月13日 ギリシアのアレクシス・ツィプラス首相が、11月17日、トルコのダウトオール首相と両国間の重要な問題を話し合うためトルコを訪れるでしょう。

 Hurriyet

ツィプラス首相とダウトオール首相は訪問の初日に、イスタンブルのファティフ・テリム・スタジアムで、両国のナショナル・チーム同士の友好試合を観戦するでしょう。両首脳は難民問題、EUとトルコの関係、キプロス問題、両国の結束などについて、話し合うと思われます。ツィプラス首相とエルドアン大統領の会談のアレンジも行われています。

ギリシア首相は18日にはアテネに帰る予定です。長いエーゲ海岸を共有する両国間の関係は、難民危機に関してきわめて重要です。両国の沿岸警備隊は毎日のように起こる移民がらみの海上事故に警戒しています。


アンカラ爆発から1か月

アンカラの爆発でなくなった100人以上の犠牲者のために、1か月後の10日、慰霊集会が行われました。

 Hurriyet

公共部門通商連合(KESK)と自由な健康と教育の権利を守るコミュニティ・センター「ハルケヴリ」のメンバーたちが、11月10日、アンカラ駅にカーネーションを捧げて、102人の犠牲者たちを記念しました。10月10日、テロ爆発はアンカラ駅の外で起こりました。

アンカラ駅の前に集まったグループは、爆発から1か月を記念してカーネーションを捧げた後、記者会見を開きました。イスタンブルでも、11月10日午後7時、約300人のグループが、ベイオール地区のガラタサライ高校の前にすわりこみ、犠牲者の写真を掲げてスローガンを叫びました。

グループは1分間の黙祷の後、記者会見しました。「30日前、私たちの友人たちが殺されました」とグループの代表は言いました。


トルコ警察がイスタンブルでISIL容疑者11人を拘束

G20サミットを数日後にひかえ、トルコ警察はイスタンブル中でヘリコプターつきの手入れを行い、11人のイスラム国(ISIL)容疑者を拘束したと、11日、アナドルニュースが報じました。

 Hurriyet

この手入れは全国的な捜査の一環として行われました。先週、警察は南部のリゾート地アンタリヤで、ISIL関連の容疑者20人を拘束しました。G20サミットは11月15,16日、アンタリヤで行われます。

対テロ警察はイスタンブルの20か所以上を同時手入れしました。20人の中には外国人7人がいます。捜査は続行中で、まだ逮捕者が出るだろうということです。ISILの戦闘員は、トルコ国境沿いのシリア領を支配し、先月は、アンカラで自爆テロ攻撃を行い、平和集会中の100人以上の人々を殺害しました。


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PKKの地雷攻撃で、東南部でトルコ兵19人負傷

2015年11月11日 | 国内
1月12日 11月10日、南東部ディヤルバクルのシルヴァン地区近くで、PKKの地雷攻撃によって、19人のトルコ兵が負傷しました。

 Hurriyet

軍の車列がディヤルバクルからシルヴァンに向かう途中の道で、PKKが地雷を爆発させました。憲兵隊の特別作戦兵19人が爆発で負傷し、1人は重態です。地雷を爆発させたPKK戦闘員を捕らえるため、大規模な捜索が始まっています。


不法発掘でローマ時代のモザイクが出土

南部オスマニエ県で、密輸業者の不法発掘でローマ時代の床モザイクが出土し、警察の介入で密輸業者から救われました。

 Hurriyet

カヤル村から不法発掘の知らせを受けたアダナとオスマニエの治安部隊が、広範な捜査を行い、ローマ時代の床モザイクを押収しました。オスマニエ博物館が行った検査で、4世紀から5世紀のモザイクは無傷だったことがわかりました。モザイクはふたたび土で覆われ、まもなく専門家による発掘と調査が始まります。

・・・牛や鳥が鮮やかに描かれています。写真を見るだけで、わくわくしてきますね。


トルコでシリア人が起業する会社が増えている

シリア人移民たちが、労働力としてでなく、ビジネス・スキルを活かして、トルコで経済的役割を担ってきました。シリア人が起業した会社の数は、2010年~2014年の間に4倍に増え、この傾向は今年に入って加速しています。

 Hurriyet

「トルコ経済政策研究財団」(TEPAV)の研究によると、2010年には、シリア人との共同経営の会社は30社に過ぎませんでしたが、2014年には4倍になりました。

シリア人との共同経営の会社は、シリア国境に近い地域と大都市に集中しています。2014年現在で、トルコ最大の都市イスタンブルには、シリア人との共同経営の会社が559社あり、トルコ南部のビジネス都市ガジアンテプには222社あります。南部メルシン県には203社できました。

トルコとシリアの厳しい政治的状況にもかかわらず、メルシン、ガジアンテプ、ハタイ、マルディン、キリス、マラティヤ、シワス、ディヤルバクルでの輸出額は、2010年に内戦が始まったときより増えています。

移民流入の経済効果はトルコ全土にひろがっていると、TEPAVは言っています。「内戦に追われて、最初に国境近くのトルコ領内に移住した人々が、確実な生産と消費をもたらした」


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