トルコのトピックス

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アンタリヤの密造アルコール手入れで4人逮捕

2015年11月09日 | 国内
11月11日 8日、南部アンタリヤ県の地方裁判所が、アルコール飲料の密造と販売で4人を逮捕しました。

 Hurriyet

逮捕されたのは頭文字M.A.,S.C.,I.Y.,M.M.の4人。他の2人は未決で釈放されました。警察の捜査で560本の密造アルコールのボトルが押収され、6人の容疑者の中の4人が逮捕されました。

11月7日、アンタリヤ警察は560本の密造アルコールと、偽酒を入れるために用意された空瓶を押収しました。イスタンブルで28人が密造アルコールのために死亡したことが判明し、この手入れが行われました。密造アルコール問題は、偽ラクを飲んだ12人が死亡したニュースでクローズアップされました。ラクはアニス(ウイキョウ)からつくる、トルコ人に人気のアルコール飲料です。

イスタンブル市内の4地区で、警察の捜査が行われました。汚染されたアルコールの副作用には、精神錯乱、激しい胃痛、吐血、視覚障害などがあります。


南東部でPKK青年集団のテロ。警官3人と子供1人負傷

南東部マルディン県で、非合法組織クルド労働者党(PKK)の青年集団「愛国革命青年運動」(YDG-H)が道路を封鎖したため、治安部隊と戦闘が起こり、警官3人と子供1人が負傷しました。

 Hurriyet

非合法組織YDG-Hの戦闘員グループが11月8日午後7時半頃、マルディンのヌサイビン地区で、市民の車を奪って並べて道路を封鎖したため、治安部隊は装甲車で対抗しました。覆面をしたYDG-Hのメンバーたちは、イエシルケントのロザン通りで市民の車を止めてキイを奪い、ロザン通りを封鎖し、横道にもバリケードを築きました。彼らは防犯カメラを射撃して壊しました。

警察は装甲車で道路に押し入り、道路を開通させました。YDG-Hは即席爆弾で装甲車を攻撃し、戦闘が始まりました。3人の警官と14歳のアブドゥルセラム・デニス君が爆発で負傷し、ヌサイビン国立病院に運ばれました。

同じ8日、南東部ハッカリ県のユクセコワ地区とシェムディンリ地区を結ぶ道路で、2人の子供が、PKKが埋めた地雷を踏んで負傷しました。子供たちは最初、ユクセコワ国立病院に運ばれましたが、その後、軍用ヘリで、ヴァン・ユズンジュユル大学病院に移送されました。子供たちはシェムディンリのコルガン村で針金を集めていて、地雷を踏んだと、ハッカリ県庁が発表しました。


トルコ南部で外国人38人がIS関連容疑で捕まった

南部アダナ県で、シリアのイスラム国(ISIL)に参加するためにアダナに来た外国籍者38人が拘束されました。

 Hurriyet

9日、アダナ警察テロ対策部の警官たちが、38人の外国籍者を拘束しました。彼らはアゼルバイジャン人14人、インドネシア人7人、イラク人5人、キルギス人5人、タジキス人2人、イラン人3人、アフガン人2人で、ISILに参加するために、家族連れでアダナのセイハン地区に来たと、アナドルニュースは報じています。

38人の中には15人の子供と10人の女性がいます。2人のトルコ人容疑者が、彼らがアダナに来て、宿泊場所を見つける世話をしたそうです。外国人容疑者たちは取り調べのため、アダナ警察に連行され、その後、医療検査を受けました。記者たちが写真を撮ろうとすると、容疑者たちは怒ったとか。

拘束された容疑者たちは、トルコ人2人を除いて全員、追放手続きのために、アダナ移民管理局へ送られました。11月6日にアンタリヤでIS関連で捕まった容疑者20人の中の11人は、9日、起訴されました。

・・・子供連れで、ぞろぞろと、首切りテロリスト集団に参加しようなんて、なにを考えているんでしょうね。


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トルコ軍が対PKK作戦の詳細を発表した

2015年11月09日 | 国内
11月10日 トルコ軍が、南東部ハッカリ県のPKKの山岳基地に対する40日作戦の詳細を発表しました。

 Hurriyet

軍の情報筋によると、「イルケル・チェリキジャン参謀中佐」と名づけられた掃討作戦は9月27日に始まり、11月5日に終わりました。9月7日にハッカリで戦死したチェリキジャン中佐は、最近のPKKとの戦いで戦死した最高位にトルコ軍人です。

最近の作戦は、ハッカリ県エクセコヴァ地区の、ブズル山とイキヤカ山脈からドスキ渓谷までの地域をターゲットにしていました。PKKはこの地域に彼らの“安全地帯”と根拠地を築こうとしていました。

Hurriyet

軍情報筋によると、2013年に始まった平和プロセスが棚上げになった後、PKKはドリル機で山中に基地を掘り、多くのシェルターにロシア製のDShK対空砲を設置していました。40日間の作戦で、トルコ兵士たちは険しい山々と渓谷をしらみつぶしに捜索し、PKKが使用していた陣地やシェルターや洞窟を破壊しました。

Hurriyet

対テロ作戦には、コマンド隊と特殊部隊が参加しました。彼らは寒冷の地で、空軍ジェット戦闘機と協力して戦いました。この遠征作戦で総計119人のPKK戦闘員が死亡し、彼らが道路に埋めていたIED(即席爆発装置)や化学製品が押収されました。また、5基のロシア製のDShK対空砲や39個の重火器、1万個の弾薬が押収されました。戦闘で6人の兵士が戦死しました。

トルコ治安部隊は、北イラクのPKKの基地に空爆を始め、国境を越えて地上軍を送り込み、南東部のPKKの攻撃に応酬しました。9月初旬、トルコは特殊部隊2隊を送りこみ、北イラクに入った軍は、この2年で初めて230人を超えました。


国営製茶会社が広告で“アイランを侮辱した”として罰金を課された

関税・通商省がアイス・ティの広告のために、“アイランを侮辱”したとして、国営の製茶会社「チャイクル」に22万リラの罰金を課し、また、チャイクルの製品のアイス・ティ“Didi”の広告を中止させました。

 Hurriyet

トルコのラッパーの“ジェザ”が問題のDidi の広告に出演し、「アイラン飲んだら、眠くなった」とラップしています。同省は、アイランは“理由もなく侮辱され、消費者はアイランの消費を減らす目的の、よからぬメッセージを受けた”と言っています。同省はまた、この広告は、「アイランを売る会社に対して不公平な競争」を挑んでいるとも言っています。

アイランはヨーグルト・ベースの清涼飲料として人気があります。エルドアン大統領は2003年、首相だったとき、アイランをトルコの“国民的飲料”と宣言しました。



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