トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イラク軍トップがアンカラでトルコ軍トップと会談

2017年09月23日 | 国際
9月25日 イラク軍のトップが、9月23日、アンカラに到着し、トルコ軍トップのフルシ・アカル将軍と会談したと、アナドル通信が報じました。

HUrriyet
イラクのアルガニミ参謀総長(中央)とトルコのアカル参謀総長(左端)


イラク軍参謀総長オスマン・アルガニミ将軍とトルコ軍参謀総長アカル将軍は、アンカラの参謀本部で会談しました。両将軍は、クルド自治政府(KRG)が25日に計画している国民投票や、イラクの領土統合問題、対テロ戦などについて話し合いました。


ハッカリでPKKの攻撃で、兵士と作業員が死亡

南東部ハッカリ県で、23日、兵士1人と作業員1人が、クルド労働者党(PKK)戦闘員らの攻撃で死亡したと、政府当局が発表しました。

 Hurriyet

また、シェムディンリ地区で、ロケットと迫撃砲攻撃で、兵士2人が負傷したと、声明は言っています。犯人を捕らえるための大規模な作戦が始まっています。

・・・トルコが長年、手を焼いているテロ組織PKKを支援する一部欧州諸国には困ったものです。


トルコの小説家アスル・エルドアンがドイツでレマルク平和賞を受賞

トルコの小説家アスル・エルドアンさんが、9月22日、ドイツのオスナブリュク市で、エーリヒ・マリア・レマルク賞を受賞しました。

 Hurriyet

昨夏、逮捕され、刑務所で132日を過ごしたエルドアンさんは、授賞式の前のスピーチで、受賞のためにドイツに来られた幸せを語り、トルコではいまも180人の作家が刑務所にいて、海外に行かれないでいると力説しました。

彼女は、いまは休刊になっているオズギュル・ギュンデム紙に執筆した記事で、“テロを宣伝した”という容疑で逮捕されました。トルコ政府は同紙をクルド労働者党(PKK)の代弁者として非難していました。エルドアンさんは2016年12月、釈放されましたが、旅行を禁止され、いままで海外の5つの賞の授賞式に参加できませんでした。

旅行禁止は、6月22日、裁判所命令で取り下げられ、当局は最終的にエルドアンさんの2か月以上のパスポートを返したと、彼女の弁護士が、9月8日、発表しました。ドイツのジグマール・ガブリエル外相は、エルドアンさんが受賞できてとても嬉しいと言いました。

9月1日、エルドアンさんは「ドイチェ・ヴェレ」のインタビューで、パスポートがなくて海外へ行かれなかったときの焦燥感を語りました。

・・・レマルク平和賞は、「西部戦線異状なし」や(凱旋門」で知られるエーリヒ・マリア・レマルクを記念して、彼の故郷オスナブリュクで、1991年、設立されました。


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黒海で移民船が沈没。少なくとも19人死亡。

2017年09月23日 | 国際
9月24日 移民を乗せた漁船が、9月22日、トルコ北西部コジャエリの黒海岸で沈没し、少なくとも19人が死亡しました。

 Hurriyet
黒海上を低空飛行して、行方不明の移民を探す航空機


死亡者の中には、母親の胎内の赤ちゃんもいました。沿岸警備チームが行方不明の移民たちを探しています。船はケフケン海岸沖で転覆しました。40人の移民はすでに救助されています。事件は64マイル沖合で起こりました。

沿岸警備司令部は、午前5時3分、事件の通報を受け、沿岸警備艇2隻、沿岸警備航空機1機と航空機もう1機、ヘリ1機、トルコ海軍司令部のパトロール船2隻が、すぐに現場に向かいました。5隻の商船も捜索と救助を支援しています。

「エーゲ海岸と地中海岸は不法移民の取締りが厳しくなっているので、移民たちは近頃、黒海にルートを変えたのです」と、バルトゥン警察のオルギュン・ヴラル署長が記者団に言いました。「警察も、さまざまな警備対策によって不法渡航の阻止に努めています。憲兵隊が1日中、海岸を警備し、NGOも協力しています」

救助された人々は、ケフケン海岸に設置された移動病院で手当てを受けています。何人かは精密検査のため、コジャエリの病院に運ばれました。

・・・不法移民といえば、エーゲ海と決まっていましたが、今度は黒海ですか。トルコの沿岸警備隊も、やっていられませんね。


メルシン海岸で古代の難破船発見

南部メルシン県海岸の海底調査で、海岸から100キロの沖合で、18隻の難破船が発見されました。難破船は1000年から2700年昔のものと思われます。

 HUrriyet

海底調査プロジェクトの隊長ハカン・オニス准教授は、メルシン海岸の考古学的海底調査は2015年から行われていると言いました。「海底考古学者30人のプロジェクト・チームとともに、2017年、私たちはすばらしい成果を上げました」

「私たちはメルシンの海岸から100メートルの沖合で、18隻の昔の難破船を発見しました。1隻の船は皿を,16隻の船はアンフォラ(両取っ手つきの壺)を摘んでいました。もう1隻の貨物のない船は、貨物を下ろして港へ帰るところだったか、戦艦でしょう。

アンフォラは国際貿易が行われていたことを示しています。アンフォラのほぼ半分は、アンタリヤの東とメルシン海岸のアンフォラ工房でつくられたものでした。アンフォラにはワインかオリーブ油が入っていたのでしょう。これらの産物から、この地方は、とくにAD2世紀後、農業と貿易が進んでいたことがわかります」と、オニス准教授は言いました。

2015年から2016年にも、チームは14隻の難破船を見つけたそうです。「今年、私たちは20日間、海底調査を集中的に行いましたが、20日間で18隻の難破船を見つけたのは、すばらしいことです。18隻は古典時代、ローマ時代、ビザンティン時代のものです。

短期間でこれだけ発見できたのは、調査船セルチュク1号は最新技術が搭載されているからです。私たちは海上から海底を見ることができます。これらツールを使って、海底のさらに下まで見ることもできるのです」とオニス准教授は言いました。


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