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イスタンブルのナイトクラブ・テロの容疑者がデンマークで拘束された

2017年07月20日 | 国際
7月21日 新年の夜明け、ナイトクラブ「レイナ」を襲撃した主犯アブドゥルガディル・マシャリポフの共犯者イブラヒムジョン・アスパロフが、7月19日、デンマークで拘束されました。

 Hurriyet

デンマークの新聞Vejle Amst Avis紙によると、マシャリポフに武器や弾薬を提供したとして告発されているアスパロフ(42)が、トルコの要請で拘束されました。彼が拘束されたのは今回が2度目です。法廷に現れた彼は、裁判官の質問に短く答えたと、同紙は報じています。

アスパロフに対するトルコの告発の概要が読まれた後、ドルテ・モレル・アンデルセン検事は、容疑者の送還が決定するまでの4週間、拘留するよう要請しました。裁判官は検事の要請を受け入れました。同紙によると、警察は容疑者のコンピュータ機器を没収しました。

トルコの要請で、デンマーク治安・情報サービスの助力によって、アスパロフは6月29日、ユトランドで拘束されましたが、彼は声明を出した後、釈放されました。モレル・アンデルセン検事はデンマーク公営放送DRで、トルコは18日以内に、アスパロフの送還を要請しなければならないと語りました。

国家検事が要請に応じたら、容疑者は裁判を受ける権利を持つと、アンデルセン検事は言い、送還決定はまず市の法廷で審議され、その後、最高裁で審議されるだろうと付言しました。

イスタンブルのオルタキョイ地区のナイトクラブで、1人のガンマンが客たちに発砲し、警官1人を含む39人が殺害されました。このテロ事件はイスラム国(IS)が犯行宣言を出しています。1月16日、マシャリポフはイスタンブルのエセンユルトで警察に捕まりました。キルギス出身の男1人、女3人の容疑者が拘束されました。


エーゲ海地震後、リゾート地ボドゥルムで津波が観測された

カンディリ観測所・地震研究所によると、ムーラ県ボドゥルムの南10キロ、ギリシャのコストの東北東16キロを震源とするマグニテュード6.6の強い地震が起こった後、21日朝、13センチの津波がリゾート地ボドゥルムで観測されました。

 Hurriyet

当局は大きな津波は起こらないと言っています。「地震の後、津波が起こったが、極東諸国で見られるような津波ではなかった。津波は13センチと記録された。しかし、南部海岸ではもっと水位が上がって、洪水が観測されている」と、当局は記者会見で言いました。

「海沿いでは、海水が10~100メートルまで上がってきたところもある」当局は言っています。地震で水位が上がったため、ギュムベット・ビーチでは、駐車してあった少なくとも60台の車が水に押し流されたそうです。ギュムベットでは数隻の船が転覆しました。


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豪雨がイスタンブルの日常生活を麻痺させた

2017年07月20日 | 国内
7月20日 7月18日に降りはじめた豪雨が、ダムの水位を上げ、イスタンブルの日常生活を麻痺させました。気象学者は32年ぶりの豪雨と言っています。

 Hurriyet

イスタンブルのシリヴリ地区の1平米当たりの降雨量は128キロでした。これに次ぐウスキュダル地区の降雨量は108キロ、ベイコズは85キロ、サリエルは80キロでした。降雨前のイスタンブルのダムの平均貯水率は73.21%でしたが、降雨後は74・06%になりました。

氾濫した水で主要道路は川と化し、マイカー通勤者たちは車を捨てて逃げ出しました。最も洪水の被害を受けたのはシリヴリ地区でした。早朝の豪雨で交通網が浸水したため、何百万のイスタンブルっ子が水の中を歩いて仕事に向かいました。シリヴリの主要道路とアパートの1階は完全に浸水しました。多くの車が水に浸かっていました。

洪水後、市のチームが市内の水の除去作業を始めました。洪水で家に閉じ込められた市民は、水の引くのを待ちました。1メートル半まで水が来たと言っている市民もいました。「水が来たとき、私はまず孫娘を2階に連れて行きました。それからドアを閉めようとしましたが、閉められませんでした。私は孫と4,5時間、2階にいました」と彼女は言いました。

いま、住民たちは泥だらけになった家と格闘しています。浸水で不通になったメトロもありましたが、19日午前9時50分、復旧しました。イエニカプとハリーチ(金角湾)の間のメトロも、水の除去作業が行われました。いくつかのアンダーパスや交差点、メトロ駅、バス停が封鎖され、何千人の歩行者が立ち往生しました。


イスタンブル洪水の保険料はほぼ5700万ドルになるだろう

専門家によれば、7月18日朝、イスタンブルを襲った豪雨と洪水の結果、保険会社はおよそ2億リラ(5700万ドル)を支払うことになるでしょう。

 Hurriyet

多くのビルやオフィスが浸水し、渦巻く水が木々や電柱を倒しました。小さな交通事故もいくつか報告されています。洪水はトルコで最もよく起こる自然災害のひとつです。全国で年間平均24件の洪水が起こり、25億ドルの保険料が支払われています。

最も高額な保険料が支払われたのは、2008年イスタンブルを襲った洪水で、損害を受けた顧客に支払われた保険料は、10億ドルになりました。今回のイスタンブル洪水では、保険会社は5700万ドルを支払うことになるでしょう。


生物学協会が進化論をカリキュラムから除外した教育省を批判

トルコの生物学関係諸団体が、最近発表されたカリキュラムに反対し、進化論が除外されたことに失望したと言っています。

Hurriyet

「発表された中学の生物のカリキュラムについて、われわれは教育省と教育委員会に提案したいことがある。生物学界は新しいカリキュラムに失望させられた」と、トルコ環境・進化論会、分子生物学協会、生物学者連合協会が声明文で言っています。

「トルコの学校カリキュラムの最終バージョンから進化論を除去し、イスラム法の一部に“ジハード(聖戦)”を加えました」と、7月18日、イスメト・ユルマズ教育相は言いました。新カリキュラムは、今年の1年生、5年生、9年生のために実施され、2018~2019学期年には、他のクラスでも実施されます。従って、合計176クラスのカリキュラムが改定されます。

「義務教育のカリキュラムには、進化論は含まれません。なぜなら、進化論は小・中学生以上のもので、適切ではないからです」と、ユルマズ教育相は言っています。生物学関係の諸協会は「義務教育で進化論を除外しているのは、サウジアラビアだけだ」と言っています。

生物学関係諸協会はまた、新しいカリキュラムでは、生物学の授業時間が軽視されていると反発しています。


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