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イスタンブルで大停電

2016年12月30日 | 国内
12月30日 エネルギー・天然資源省が、停電は“どしゃ降り”の雨によるものだと発表しました。「どしゃ降りの雨と嵐が電線の一時的故障の原因」と同省は説明しました。

 Hurriyet

エネルギー省によると、停電はマルマラ地方のアダパザル県とコジャエリ県で起こったということです。イスタンブルでは、ガジオスマンパシャ、バイラムパシャ、ファティフ、バージュラル、スルタンガジ、ギュンギョレン、ビュユクチェクメジェ、チャタルジャ、エセンユルト、バフチェリエヴレル、ベイリクデュジュ、キュチュクチェクメジェ、バクルキョイ、エユップの各地区で起こりました。

イスタンブル・アジア側の多くの地区も停電の影響を受けました。エネルギー配送会社BEDASも、悪天候のため、全国の主要な送電システムで電気が送れなかったと発表しました。


最低賃金が8%引き上げられ、月額1400リラに

トルコ政府は最低賃金を8%引き上げ、月額1404リラ(397ドル)にすると、メフメト・ムエッジンオール労働相が、12月29日、記者会見で言いました。

 Hurriyet

「最低賃金は、利害関係者と合意に達した後、2017年から、1か月1300リラ(368ドル)から1404リラ(397ドル)にする」と労働相は言いました。「賃上げは元旦から施行される」

しかし、強制待機制度が実施されたら、賃上げは効果がなくなります。強制待機は月給が50リラ、カットされます。社会保障保険料と所得税を引く前の新しい最低賃金は1777リラ(502.6ドル)です。

政府側と労使代表からなる「最低賃金委員会」が決めた新しい最低賃金は、労働者代表の要求を大きく下まわっています。「革新商業組合連合」(DISK)のカニ・ベコ代表は、この賃上げは偽物だと言っています。「この賃上げの最低賃金は飢餓レベル以下だ」

最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首も、賃上げは決してじゅうぶんではないと言っています。「政府はなぜ1400リラに4リラ乗せたのかわからない。大統領や首相はこんな月収で家計を支えられるのでしょうかね」


ISのエミル(首長)の1人がトルコの空爆で死亡

シリアの情報源によると、12月29日、イスラム国(IS)の“エミル”(首長)の1人が、トルコ軍戦闘機が「ユーフラテスの盾作戦」の一環として行った空爆で死亡しました。

 Hurriyet

車列を従えて走っていた、エブ・ヒュセン・トゥヌシ首長とボディガードが乗った車に、トルコ軍の空爆が命中しました。トゥヌスはISに“エミル”に選ばれ、ISの事実上の首都ラッカからアルバブへ移動中でした。


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