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救われた幸運な子グマ“シャンスル”坊や

2014年03月10日 | 国内
3月10日 凍死寸前で救われた幸運な子グマ“シャンスル”が目を開きました。先月、黒海地方のゾングルダク県で、生後3日の子グマが凍った状態で見つかりました。
子グマは北西部ブルサ県のウルダー大学の獣医学部で手当てを受けていますが、先週、目を開けました。

 Hurriyet
シャンスルは生後2か月になっていないが、凍傷と肺の疾患から回復した


シャンスル(ラッキイ)と名づけられた小さなクマの子は、獣医学部の集中治療ユニットで手当てを受け、すくすく育っていると、獣医学部長エンギン・ケンネルマン教授は言いました。

「子グマはきわめて健康です。いま、生後5週間になり、元気です。体重も増え、3キロを超えました。15日前は2.3キロでした。シャンスルは肺の病気を克服しました。私たちは人間の赤ちゃん以上に、この子の面倒を見ています。15日で集中治療ユニットに入らないほど大きくなったので、いまはもっと広い場所で世話しています。シャンスルはほんとにラッキイでした」とケンネルマン教授。

「子グマは5月末まで病院にいますが、その後は、ブルサ・カラジャベイ区の“ジェラル・アジャル野生動物保護リハビリ・センター”に移します」


「ギュレンはクルドの平和プロセスを妨害しようとしている」首相

3月9日、シャンルウルファで選挙演説をしたエルドアン首相は、イスラム学者フェトフラー・ギュレンは、クルド問題の平和的解決を求めている現行のプロセスを中止させようとしているとして非難しました。ウルファの住民のほとんどはクルド系です。

 Hurriyet
3月9日、東南部シャンルウルファ県で選挙演説するエルドアン首相


「ペンシルヴァニアにいるあの人物(アメリカに住むギュレン)は、平和プロセスと、わが国の統一と団結を妨害するために攻撃をかけているのです。彼(ギュレン)は1人ではありません。彼は(最大野党・共和人民党)CHPと(愛国者運動党)MHPを使って攻撃をしかけています」と、エルドアン首相はスピーチしました。

「平和プロセスの妨害に失敗した(ギュレンとCHPとMHPの)同盟軍は、12月17日のクーデターの試みを成功させられると思っています」と、エルドアン首相は、昨12月17日の大汚職捜査に触れました。この捜査で3人の大臣の息子が容疑者になりました。

「(ギュレンは)CHPとMHPをだましているのです。ギュレンは彼らに“われわれは重要な記録を持っている”と言っています」と首相は言いました。「しかし、人々はギュレンが政府を陥れようとする主張を信じなかったので、この計略は失敗しました」

首相はまた、子供たちを、ギュレン運動に属する宿舎や学校に入れないよう呼びかけ、政府は学生のためのスペースを提供すると言いました。
エルドアン首相とギュレン運動の喧嘩は、政府が学習塾の閉鎖を言い出したとき、火がつきました。学習塾の多くはギュレン運動に近い団体が所有しています。

エルドアンとギュレン間の緊張は、エルドアンが12月17日の汚職捜査に関してギュレンを告発してから表面化しました。


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