リビングテーブルを自分でペイント✨
今まで使っていたものを
手放すことになり、ウチの中はほぼ
カラッポで必要最低限で
暮らしていくモノしかない。
気持ちはスッキリ✨✨✨
だけど、ソファーの前のローテーブルは
ほしい。ベッド脇の小さなテーブルも。
あとどれくらい日本にいるか
ニューヨークに帰りたいけど
帰るつもりでいたけれど
このところジェットコースターに
乗っているような日々を過ごしている
ワタシにとっては来週のことでさえ不確かで。
この世は仮の世、仮の姿。
日本のここだって仮の住まい。
でも、どこが仮でどこがホントなのか
もはやまったくわからない私は
別にどこが本拠地なのか
どこが拠点なのかも
もうこだわらないことにして
今いる場所で精一杯。
今いる場所でサイコーに楽しんで。
それでいいんだと信じつつ
なくてもいいけど、やっぱりほしい。
あると便利だし。
いつまでココにいるからわからないから
高級品や質の高いモノはいらないけど
自分が日々の暮らしの中で
嬉しくハッピーな気分になるものがほしい。
なら、初めから自分で作ろうかな。
電動ドリルや電ノコ、電気ヤスリ、
ハンマーなどハード系のDIYも大好きだし。
ガテン系な溶接も習ったことあるくらい。
ネットでいろいろ調べてみる。
近所のホームセンターに行ってみるか。
木材カットしてもらい自分でトンカチで
組み立ててみようかな。
けれど、トントンも電気ドリルも
ご近所のことを考えると音が…なぁ。
それに工具一式揃えるのも、東京の家で
借りるのもまた運ぶことを思うと
ちょっとためらってしまう。
あれこれ考えた末に、ハッと思いついた。
近所のスーパーの家具売り場にあった
現品限りの展示品。
あれを値段交渉してみよう。
確か限りなく白木に近かった気がする。
翌日、意を決して行ってみると
本当に傷だらけのボコボコ。
ところどころヘコんだ天板、
側面も脚に至るまで。
限りなくボロボロに近い。
かくして、なんと。
1,500円でゲット！！！
紙やすりと水性ニスを100円ショップで
買い、ついでにベッドサイド用桐スノコと
折りたたみラック、そして
大きなテーブルを抱えて家へ。
↑タオルの入っていた桐箱も使って
そうなるといてもたってもいられない。
さっそくヤスリがけ、そしてニス塗り。
テーブルのデザインを考えながら
翌朝起きるとすぐにニューヨークから
持ってきたアクリルペイントで色を塗り
自作のステンシルでワンポイント
そして透明ニスで仕上げ。
世界でたった一つのテーブルの
出来上がり✨
好きなものをネットやお店で探すよりも
自分の手で、自分の感性やアイデアで作る喜び。
買った方が早いけど、
それでも
時間をかけられるほどの
ぜいたくはないと思っている。
各国の昔の人々が、惜しみないほどの
技術と時間をかけて手をかけた
神社やお寺、教会の素敵な彫り物や
ステンドグラス、マンハッタンや
ヨーロッパの古い建物を見るたび
良いものを作るために無限に
手間をかけていた、なんて豊かな
時代だったのだろう
先人たちの“手の跡”を見るたびに
心がときめく。
ついこの間まで、私たちはきっと
“時給”やら“コストパフォーマンス”や
“費用対効果”なんて
考えていなかったのではないだろうか。
いつの間にか効率や利益率にとらわれて
大量消費の波にのまれて久しいが
それでもこのコロナ禍の後
また価値観が変わり、時間ができたり
ネット環境が整いカンタンにレシピが
手に入ることによって手作りの良さを再確認。
さらに以前を取り戻したり
原点回帰のような価値を
感じ始めているのではないだろうか。
まさに幸か不幸か（時間があるから💦）
そんな時代の波に乗っているのが
まぎれもなく、このワタシ。
手芸や料理は子ども時代から学生時代。
花をいけるのは大学の時のいけばな草月流から
マミフラワーデザインスクール
そしてハードなクラフト系はマミのデザイン研究室時代と品川職業訓練校の金属造形科。、
さらに色やデザインは
さまざまな国を旅して受けた刺激から。
積み重ねてみたり、行ったり来たりしながら
“清水薫の世界”をこれからだって、
いくつになったって広げていけたらいいな、と思う。
日々の暮らしを豊かに生きる。
自らで作りだす時間と
カラダがあることに感謝して。
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