ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




霞ヶ関信用組合岩本町支店。千代田区岩本町3-3。1988(昭和63)年8月5日

写真手前の通りは、近年は神田平成通りというようになった。右手へ行くと大和橋で靖国通りと合流する。左手はすぐに水天宮通りの岩本町3丁目交差点だ。
霞ヶ関信用組合の前身は霞ヶ関信用協同組合で、昭和27年の設立。写真の建物は見たところ戦前の銀行建築に見える。昭和22年の航空写真にははっきりそれと分かる建物が写っている。
霞ヶ関信用組は三菱銀行系で、1993(平成5)年に三菱銀行に吸収された。マークは三菱の中心に「霞」の字を重ねたもの。



霞ヶ関信用組合岩本町支店。1987(昭和62)年4月5日

追記(2011.10.14)
日本建築学会が公開している『 建築雑誌』の 昭和11年3月号(第50巻 第610号)の「竣工建築物」にこの建物が写真付で載っていた。
記載は「株式会社川崎第百銀行岩本町支店、位置:東京市神田区岩本町14番地、建築主:株式会社川崎第百銀行、設計者:矢部又吉、施工者:合名会社竹中工務店東京支店、昭和10年4月起工・同11年1月竣工、建築面積:70坪、2階建、鉄筋コンクリート造」。

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コメント
 
 
 
竣工時は川崎第百銀行 (流一)
2011-10-14 17:25:20
『建築雑誌』の中にこの建物を発見し、川崎第百銀行の岩本町支店として建てられたと判りました。その記事の内容を追記しました。
 
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