ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




第一鹿島酒店。中央区月島2-6。1989(平成1)年10月29日

東仲通りと清澄通りと直行する通りとの角。建物は今も残っているが「山ぐち」という鉄板焼き(ステーキ)のレストランになっている。入ってみようという方はどんな店か調べてからがいいと思う。2006年頃に替わったらしいが、以前は酒屋だった。
『東京都の近代和風建築』(東京都教育庁地域教育支援部管理課編集、2009年)によると、昭和初期に酒屋として建てられた店舗併用住宅。2階は出桁造で、両脇の戸袋は一枚板が用いられている。1階庇の上に当初3枚あった看板の土台が2つ残っている。住宅部分は、1階奥は6畳の茶の間と台所。2階は和室が4室。下写真右の平屋の瓦屋根は6畳の離れ。鹿島家で用いられている建築材料は、すべて良質だという。


第一鹿島酒店。月島2-6。1989(平成1)年11月26日



鹿島荘、新鹿島荘。月島2-6。2008(平成20)年10月7日

第一鹿島の横の通りに並んでいる長屋。左写真の長屋は、建物の両端に屋根つきの玄関があるのが、あまり見ない造作だ。Googleマップで「鹿島荘」としている。
右写真のモルタル壁の家が「新鹿島荘」。鹿島荘とも鹿島酒店の家作なのだろうか?

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