ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




銀座松坂屋~銀座ヤマトビル。中央区銀座7-9。左:1985(昭和60)年6月2日、右:1986(昭和61)年8月31日

ライオン銀座7丁目店を取り上げるわけだが、まずそのビルを含む中央通りの昭和末の街並みをご覧いただく。銀座松坂屋(1階南の角は協和銀行銀座支店)、パレギンザ、銀座共同ビル(太陽神戸銀行銀座支店)、交詢社通り、銀座ライオン七丁目店、東芝銀座セブンビル、パールビル、銀座ヤマトビル……と並んでいる。
現在は6丁目は再開発で「GINZA SIX」のビルが完成まぢかで、今年(2017年)4月の開業予定である。銀座ライオン七丁目ビルは勿論健在。東芝銀座セブンビルは「Zara」の看板のある新しそうなビルになっているのだが、高さは東芝銀座セブンビルと同じようなので、そのビルを改装したのかもしれない。パールビルはGoogle地図では「ニコラス・G・ハイエックスセンター」となっていて、そのビルに建て替わっている。銀座ヤマトビルはGoogle地図では依然とし銀座ヤマトビルでラオックスになっている。建て替わったのだか改装しただけなのかどうも分からない。




ライオン銀座7丁目店。銀座6-7。
左:2002(平成14)年5月4日、右:1988(昭和63)年2月21日、左下:1986(昭和61)年8月31日

1934(昭和9)年4月8日に大日本麦酒㈱本社ビルとして竣工した。大日本麦酒㈱は現在のサッポロビール㈱。1階の「銀座ビヤホール」は4月26日に開店している。設計は菅原栄蔵、施工は竹中工務店、SRC造6階地下1階である。
現在の外観は1978年(昭和53年)に全面改装されたもので、建築当時の面影は搭屋部分や内装に残る。建築時の外観は『サッポロライオン>歴史・沿革』にも写真があるが、『建築士から見た…>銀座ライオン』というサイトに正面からのカラー写真が載っている。その記事には、「ル・コルビジェにより提唱された「ドミノ理論」の採用と「近代建築の五原則」、その中の一つである。「水平連続窓」を、日本で初めて採用した建物ではないかと思う」とある。菅原栄蔵とF.L.ライトの影響についてはどの参考資料でも言われているが、ル・コルビュジエとの関連は他では言及されていないように思う。アール・デコ風の、あるいはライト風の塔は、現在は下部を残して撤去されてしまった。
ビルの後ろ、あずま通りとの角から撮った写真には中央通りの向かいにあった「東海銀行銀座支店」が写っている。

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コメント
 
 
 
謹賀新年 (マージナルマン)
2017-01-05 10:07:03
いつも、読ませていただいています。
知らないところ、気づかないところを紹介いただき、後日訪れることがたびたびあります。私にとって道標です。
これからも、いろいろ教えてください。
本年もよろしくお願いします。
 
 
 
>マージナルマン様 (流一)
2017-01-06 17:05:00
2017年の投稿は普段通り始まりましたが、改めて明けましておめでとうございます。おかげさまで当ブログは丸10年が経過しました。本年もどうぞよろしく。
 
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