ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




杉田産業。中央区新川2-20。1987(昭和62)年12月20日

鍛冶橋通りが亀島川を渡すのが高橋。写真は高橋から東南の方向を撮ったもので、写真左は橋際の高橋児童公園。杉田産業が『杉田産業株式会社』なら、沿革に「昭和30年|中央区越前掘(現新川)に本社ビルを建築し移転」とあり、そのビルになるかと思う。現在は2005年12月開業した「ドーミーイン東京八丁堀」というホテルが建つ。



亀岡商会倉庫。新川2-29。1987(昭和62)年2月1日

亀島川が隅田川に出る河口からすぐ北の裏手になるところ。写真の倉庫は1棟に見えるが、手前の、塀と接している小さな棟があり、その後ろに同じ形の2棟の倉庫がある。写真右の道路は、現在は中央大橋(1993年8月竣工)への、延長された八重洲通りになっている。
撮影時なら、倉庫の向かい側に「都営越前堀アパート」がまだあったかもしれない。越前堀とは1827(明治5)年から1971(昭和47)年まであった町名。江戸期は松平越前守(越前福井藩)の屋敷で、そこを囲っていた掘割が越前堀である。その南の部分が戦後まで残っていて、河口には栄橋が架かっていた。そこを埋め立てた跡に建てられたのが越前堀アパート。

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