ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




丸太柴田商店。人形町3-5。1985(昭和60)年1月

写真のビルの向かいは日本橋堀留町一丁目で、左手へ行くと人形町通りへ出る。江戸明治期には「がくや(楽屋)新道」といった道だという。
「マルシバ」のHPによると、丸太柴田商店は、滋賀県・長浜で彦根藩・御用商人として浜縮緬を扱っていた。創業は江戸享保安永(1700年代)までさかのぼる。大正7年12月に株式会社に改組。以来、白生地の老舗として日本全国の百貨店や小売店を相手に商売を続けてきた。平成12年に、「マルシバ」として再出発した。


1987(昭和62)年9月6日

縦長の窓の間に太い柱を通しているように見えて、やたら頑丈そうなビルだ。スクラッチタイルを貼っているようだ。ビルの右部分も同じ3階建てだが高さがずいぶん違う。切妻屋根のほうは昭和30年頃の火保図では別の商店で、木造である。ファサードは似ているから丸太柴田商店のものになってから改修したものではないかと思う。
看板の文字は「縮緬羽二重白生地卸/丸太柴田商店」。

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