ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



左:佐竹ビル。千代田区鍛冶町2-2。1986(昭和61)年6月22日
右:オーシャンバー・ギロ(佐竹ビルの神田駅南口通り側)1986(昭和61)年6月8日

中央通りのJR神田駅の前で、JRの高架に沿った神田駅南口通りとの角に立っていたビル。駅前の小さな雑居ビルで、写真から「三原堂菓子舗」の他に「エスエーテーラー」「立喰そば・岩波」「パブレストラン・パリジェンヌ」「フルタカ洋品店」「オーシャンバー・ギロ」「パブハウス・サントリー館」が見とめられる。


1987(昭和62)年4月5日

和菓子の神田三原堂は人形町の三原堂本店からのれんわけして、大正11年に開店している。現在のビルは「三原堂ビル」というから、土地まで手に入れたかどうかは知らないが自社ビルを建てたらしい。

2009.12.11追記
最近、『御光堂世界~Pulinの日記』というブログに、上の写真と同時期のものと思われる佐竹ビルの写真が発表された。『2009.11.30』で、ビルの正面からの写真である。

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コメント
 
 
 
写真を追加 (流一)
2009-07-12 10:45:15
佐竹ビルの角のほうから撮影した写真を見つけたので追加しました。それに伴い、文章も差し替えました。
 
 
 
32年前 (マージナルマン)
2009-07-14 21:07:22
上京して初めての勤務地の最寄り駅が国鉄神田駅(南口から12、3分)でした。きっとこのビルも毎日のように見ていたのでしょう。不思議な気持ちです。
 
 
 
>マージナルマン様 (流一)
2009-07-15 19:28:57
記憶にありませんか? 30年以上も前ならさして珍しいビルでもなかったかもしれませんね。地味で街並みに溶け込んでいたのかも。
 
 
 
このビルの素性が分かりました! (pulin)
2009-12-10 16:38:36
1990年前後にこのビルを見かけ、半分廃墟化している姿に何だろう?
と思っていましたが、ようやく正体がわかりました。
ありがとうございました。
 
 
 
>pulin様 (流一)
2009-12-11 10:50:04
早速、貴ブログの写真を拝見しました。写真そのものがすばらしいですね。私と同じく古いビルにカメラを向けていた人がここにもいた、と知ってうれしいです。
本文に、貴ブログの記事へのリンクを追加させてもらいました。
私の書き方が稚拙で誤解を与えたかもしれませんが、神田三原堂が大正11年に開店したことと、ビルの建設年との関係は不明です。やはり大震災後の建築の可能性のほうが高いかと思います。
 
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