ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




台東桜木郵便局。台東区上野桜木1-8。1989(平成1)年3月12日

台東区上野桜木は上野公園と谷中霊園にはさまれた住宅地といっていい。ただし1丁目の半分以上は寛永寺とその霊園が占めている。JR鶯谷駅の崖の上がそれだ。戦災にあっていないから、古い家は戦前からのものとみていいだろう。
郵便局の建物も入口の庇や裾のタイルなどから戦前のものかと思うが確信はもてない。
写真右の日本家屋は道路に沿っていきなり建っているが、普通こういう建て方はしない。たいていは少し敷地の内側に建てて道路沿いに塀があるものだ。ちょっと珍しい景観になっている。



旧台東桜木郵便局。2005(平成17)年4月1日

現在、郵便局は写真左の白い壁のマンションに移った。元の郵便局はプリント店のようだ。古くみえるのを嫌ったらしく改装してしまっている。日本家屋のほうは広い壁面を利用して掲示板になっている。



二軒長屋(郵便局と旧郵便局の間の路地を入ったところ)。上野桜木1-8。2005(平成17)年4月1日

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また取り壊し (定マニア)
2016-07-27 11:16:38
月曜日に、上野桜木の群言堂に行きました。写真の平屋と郵便局は取り壊されて、マンション建設が始まっていました。平屋で営業していた昔懐かしい玩具屋さんはどこへ移転したのか不明です。群言堂裏手に、庭付きの立派な古民家がまだ残っていましたが、無人のようです。もしかしたら、ここも?
 
 
 
>定マニア様 (流一)
2016-07-28 09:50:39
あの一画はわりと大きい敷地の一戸建て住宅が集まっていたようですが、だいぶマンションに建て替わってきていますね。玩具屋をやっていたとは知りませんでした。
群言堂についても知らなかったのですが、その店のあるマンションは、当ブログ「日本医科大学看護専門学校」に掲載したアパート(伊藤次郎松商店)があった場所。昭和41年の地図では「旅館明月園(工事中)」となっていました。
 
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