ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



愛法ビル。中央区銀座1-8。左:2005(平成17)年8月31日、右:2007(平成17)年10月8日

表側は中央通りに面している「つばめグリル」のビルである。写真はその裏側。このビルは表と裏では間口が異なるので裏から古いビルを見ても表のつばめグリルと同じビルとはなかなか分からない。つばめグリルがこのビルに入ったのは1946年という。
左の写真の手前の空地は愛法ビルの北側で宝光ビルというのがあったが、再開発が進められている。
ビル中央の柱の張り紙は、ビルに入る人への警告である。内容は、「このビルは1929(昭和4)年竣工で、平成14年9月に耐震調査をした。その結果は主要構造体のコンクリートや内部鉄筋が劣化していて耐震性に疑問がある。特に1階床のコンクリートは落下の危険性がある。テナントに立ち退きを要求したが1軒に拒否されて係争中。立ち入る人は以上の事情を理解して自己責任で入るように」という意味のことだ。所有者・管理者は「エヌ企画」となっている。



愛法ビルの上部。2007(平成19)年3月9日

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コメント
 
 
 
愛法ビル (k-kai)
2007-10-19 16:51:35
こんにちは。

銀座の愛法ビルですね。
あの嫌がらせとしか思えない張り紙、私も見ました。
あれではレストランの営業妨害ですね。
ここのつばめグリルで食事した事はありませんが、
いつまで立ち退きせずに頑張っていられるのでしょうか。
 
 
 
k-kai様 (流一)
2007-10-20 09:39:47
ビルのオーナーはつばめグリルの退去を要求しているのだと告示しているわけですが、客にすれば「関係ないよ」ということで、営業妨害とまでいくかどうか? ビルの裏に回って張り紙を見る人はまずいないのではないでしょうか。今ははずされたようです。
このビルは昭和30年頃の地図に「桜田ビル」となっていて、つばめグリルが表側に、裏側に「バァーヨロイヤ、マージァンクラブ銀茸」と記載されています。(本文に書けばよかったのですが、ここにメモさせてもらいました)
 
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