ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




幸橋税務署。港区西新橋3-25。1990(平成2)年1月15日

現在の慈恵医大付属病院の中央棟(2000年5月竣工)の正面前の広場にあった。『廃景録幸橋税務署』によると、「建築年:昭和8年、設計:大蔵省」で平成10年頃に解体されたようだ。幸橋税務署は戦後、芝税務署として使われた期間がある。「幸橋税務署」が戦後「芝税務署」に名称変更されたのかもしれないがよく分からない。『新東京案内1958』(毎日新聞社、昭和33年)には「芝税務署:愛宕町2の103」(所在地は旧町名)とある。1971(昭和46)年の区分地図にはあるが1975(昭和50)年のではない。これだけでは決められないが、芝税務署は1975年頃に他の場所に移ったのかもしれない。



幸橋税務署。1990(平成2)年1月15日

「幸橋」の名称は、少し遠いような気がするが江戸城の外堀に架かっていた幸橋御門の橋に由来するようである。内幸町や新幸橋が同じ由来である。幸橋の東に架かっていた新橋が駅名や町名で広く知られているが、ストレートに「新橋税務署」とせずに少しひねったのだろうか?

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