ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




フェヤーモントホテル。千代田区九段南2-1。2002(平成14)年1月26日

桜の名所で有名な千鳥ヶ淵の緑道脇にあったホテル。開業したのは1951(昭和26)年で、GHQの要請で外国人向けホテルとしてオープンしたという。その後次第に増築されていったらしいが、東京オリンピックに向けては、「1962(昭和37)年に本館南側半分を取り壊して6階建てのビルを建設、その完成後に北半分を増築」して対応している。「72(昭和47)年には207室」にまでなった(『ホテルの社会史』富田昭次著、青弓社、2006年、2000円)。
ホテルの運営主体は「小松ストアー」(銀座5丁目に「銀座コマツ」のビルを持つ)だった(東京都23区&周辺のホテル&旅館)。施設の老巧化により、2002年1月27日で廃業した。現在、跡地は「パークマンション千鳥ヶ淵」(2004年06月築、15階地下2階64戸)というマンションが建つ。



フェヤーモントホテル。九段南2-1。2002(平成14)年1月26日

撮影日はホテルの最終営業日の前日である。これは偶然だ。ちょうど昼食時だったのでホテル1階のレストランに入った。残念ながら内部を撮影していない。なにを食べたのかも思い出せない。

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コメント
 
 
 
Unknown ()
2023-12-23 00:26:12
懐かしさに目頭が潤んだ。
 
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