ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




木部時計店。静岡県伊東市銀座元町。2015(平成27)年5月29日

銀座あんじん通り(国道135号旧道)にある洋風の長屋式店舗。後ろは2棟の日本家屋なので看板建築になるわけだが、店舗部分は最初から外観のとおりの造作で、後ろの居住部分とは区別して設計されているような感じだ。2階の窓の上に一回りしている飾り帯はアールデコ模様だ。『モダンの風に誘われて』には「昭和4年の大火の後、2階を住居部分とした長屋の共同店舗として建てられたものの一つ。看板建築」とある。昭和5・6年に建てられたモダン建築なのだろう。
店は「キベメガネ店」と「木部時計宝飾店」で、建物にふさわしく高級な感じである。「セールス」とか「一律1万円」などのポップは見当たらず、外から見た限りでは商売はまず順調のようである。



木部時計店裏側。伊東市銀座元町。2015(平成27)年5月29日

Rのついた建物南の角を入ると木部時計店の裏側は、元は庭だったところかと思うが、駐車場なので建物の裏側の全体が見通せる。3階建ての家が2棟で構成されている。左の簡素な造りの家の方は後から建て増したものだろうか。

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