ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




中央区立十思小学校。中央区日本橋小伝馬町5。1985(昭和60)年6月2日

現在は「十思スクエア」という主に高齢者の福祉サービスを行なう中央区の施設になっている。十思スクエアは平成13年1月の開設だ。
元は区立十思小学校で、写真の校舎は昭和3年12月の完成。設計:東京市、施工:鴻池組、という。平成2年3月で東華小学校と合併して日本橋小学校になり、廃校になった。十思スクエアになるまでは区役所の出張所になっていたようだ。
写真はまだ小学校だった時期で、校舎の正面には校章が付いている。写真中央の植え込みの囲いは、現在は取り除かれた。車の出入りのためである。右に枝を伸ばしているのは入学の記念撮影には欠かせない桜。



北西角から見る。1990(平成2)年2月4日



石町(こくちょう)時の鐘。1985(昭和60)年6月2日

石町時の鐘を吊るした鐘楼である。十思小学校に隣接する区立十思公園にある。なにを見たのだか憶えていないのだが、昭和14年の竣工らしい。横網町公園(墨田区)にある東京都復興記念館が連想される。
櫓には床下からはしごを引き出して上るようだが、現在では外階段が、また櫓の低い囲いには鉄パイプの手すりが取り付けられた。こんな小さいものでも少しは改修の手が入るのである。

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