ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




蛎殻町公園。中央区日本橋蛎殻町2-10。1985(昭和60)年2月

震災復興小学校の有馬小学校の旧校舎と一体で造られた公園だ。1987(昭和62)年に完成した新校舎の工事が始まるまでは昭和初年に造られた状態に近いままで維持されてきたようだ。
有馬小中学校の運動会はここで行なわれた。ぼくも一度は参加しているはずだが、昭和34年のことでどうもよく憶えていない。卒業アルバムのクラスごとの集合写真は写真のテラスで撮られた。当時はこの公園の前に浜町川がまだ水面を見せていた。

蛎殻町公園で行なわれた運動会。有馬中学1960年卒業アルバムより。


『東京の空間人類学』(陣内秀信著、筑摩書房、1985年)に、大震災後じきにつくられた公園の特徴として、「まず広い自由広場を設け、その正面中央に、壇の上に藤棚のある洒落たパーゴラ(園亭)が設けられる。一画にはコンパクトにまとめられた児童遊技場が植林で囲われて落ち着いた空間となっている。残りの周縁部は植樹された緑地で所々にベンチが置かれる」と説明されている。
上の図は同書に載っていた「蛎殻町公園平面図」。原典は『公園案内』(東京市役所)。

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