ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




金代ビル。千代田区神田鍛冶町3-6。1986(昭和61)年6月8日

中央通りのJR山神田駅のガードの北、須田町1丁目交差点の角。住宅地図では「キンダイビル」で載っていた。写真左端に写っているのが最近まであった「神田きくかわ」の洋風の建物。建て換わった今のビルは「ウンビン神田ビル」という。「金代」も「ウンビン」にしても、妙な名称だ。
『日本近代建築総覧』に「金代ビル、S初、RC4」とある。壁面の装飾はアールデコとか分離派といった言葉しか出てこないが、こんなスタイルのビルがあったという資料にはなる。
写真から、看板を出しているテナントは、新開(工具・刃物・建築道具)、日本酸素株式会社、日本能筆サービス㈱、キッチンジロー、武蔵乃神田店(ラーメン)千代田印□(印章、ゴム印)が読み取れる。

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