ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





千代田区立今川中学校
千代田区鍛冶町2-4
1987(昭和62)年4月5日

中央通りのJR神田駅の前を東に入ったところにあった。現在は運動場と区立教育研究所分室の建物になっているようだ。はっきり言って跡地を遊ばせている?
『日本近代建築総覧』では「1929(昭和4)年建築、設計=東京市、施工=大阪橋本組」である。上の写真は北側、左の写真は東北の角。横に長く連続した窓はインターナショナル・スタイルのひとつの典型だ。出窓になっているのだろうか。
「千代田区立神田一ツ橋中学校>沿革史」によると、今川中学は1947(昭和22)年4月に「6・3制教育実施により都立今川高等女学校内に設置」とあるから、写真の校舎は府立今川高女として建ったのか、と思ったらそんな学校はなかった。学校沿革史の校名変遷図を見ると1908(明治41)創立の「今川裁縫補習所」が始まりで、校舎の建った1929年では「神田区立今川専修女学校」だった。
今川高女は新制高校の発足で1948(昭和23)年4月に「都立今川高等学校」になるが、2年後には神田高校と合併して「都立一ツ橋高校」になり、東神田に移っている。

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