ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



大阪ビル2号館。千代田区内幸町1-2。左:1986(昭和61)年2月2日、右:同年5月18日

設計=渡辺節、施工=大林組、竣工=1931(昭和6)年。
ファサードのデザインは「縦線を強調したゴシック風」「ゴシックを基調とした折衷主義」などと表現されている。縦線強調とスクラッチタイルということでは、日比谷公会堂が似た感じを受ける。柱を上に突き出すようなデザインは、旧文部省の建物のように一部分の飾りに用いた例はあっても、ビル全体に取り入れたものはあまりないと思う。
設計者と発注者が大阪ビル1号館と同じだから、すでに完成していた1号館のデザインを意識しての外観デザインだったと思う。ロマネスク系に対してゴシック系と様式を変えて、スクラッチタイルで色調を統一する、といったところだろうか。
右写真は1号館と向き合う西面。


ビル上部。1986(昭和61)年2月2日


正面玄関上の出窓。1986(昭和61)年5月18日

付け柱下のレリーフ。左:1986(昭和61)年5月18日、右:同年5月18日

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