根津教会
文京区根津1-19
上:1992(平成14)年4月28日
左:1992(平成4)年4月29日
『東京建築懐古録Ⅲ』(読売新聞社編、読売新聞社1991年刊)によると、根津教会は日本福音教会の会堂として1919(大正8)年に完成した。アメリカの福音協会のポール・S・メイヤーという宣教師の尽力によるという。本郷福音教会と呼ばれていた。昭和16年にプロテスタント系教派が合同して日本基督教団ができて、それに属してから根津教会に改称した。戦時下での政府の要請である。
道路に面した塔屋の横が礼拝堂で左端の窓のところの角に祭壇がある。礼拝堂の奥に幾つか小部屋があり、敷地の南側は庭である。塔屋の部分は1階が玄関だが上は吹き抜けなのだそうだ。関東大震災の前に建てられた木造建築だから貴重なものだ。
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