ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




三和洋紙店。中央区入船3-4。2008(平成20)年7月14日

新大橋通りの入船橋交差点の北の横町を東へ入った、裏通りとの交差点。角の三和洋紙店とその右の御菓子司三陽の建物は看板建築にした長屋だ。昭和22年の航空写真や火保図を見ると2棟の長屋に見えるが、1棟の五軒長屋かもしれない。看板建築の造りは簡素で、戦後の改装かと思える。
三和洋紙店は1950年頃の火保図にすでに載っている。御菓子司三陽は昭和8年(1933年)の創業という。最初から今の店舗だったのかどうかは知らない。写真左の「中華そば萬金」は1950年頃の火保図では三和洋紙店の横、同じ建物に「中華万金軒」とあるから、戦後すぐはそこでやっていたのを後に移ったのだろう。
現在は三和洋紙店(長屋3軒分)が取り壊されて時間貸し駐車場(三井のリパーク)になっている。他の建物はまだ写真のままだ。



御菓子司 三陽。入船3-4。2004(平成16)年1月1日

1枚目写真の右奥から撮った写真。角の大木産業から右奥へ、だいたいが印刷所だった家が並んでいる。現在もそのままの家並みだが、印刷所として続いている家は減っていると思う。

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コメント
 
 
 
Unknown (mokeke)
2022-09-25 19:55:11
今月近くを通ったところ、ちょうど写真の中華萬金のあたりから三洋和紙のところまでがゲートステイホテルプレミアムというホテルに建て替わっていました。角の和菓子屋さんも建て替わりましたが住宅のみのようです。
 
 
 
>mokeke様 (流一)
2022-09-28 10:05:03
ストリートビューを見ると、三和洋紙店が取り壊されたのが2010-13年で、その周りの三陽が2018年、萬金が2020年頃に取り壊されたようです。萬金がまだあるうちにホテルの建設が始まっていますね。ホテルの開業は2021年4月。なお、1986年の住宅地図では、三和洋紙店の左は「宮川工業、ことぶきビル、萬金」。
 
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