ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




板橋の旧東海道の家並み。神奈川県小田原市板橋。2012(平成24)年4月7日(3枚とも)

東海道は国道1号線とほぼ一致するが、小田原市の板橋地区ではバイパスが建設され、東海道の道筋はその裏通りのようになっている。国道1号線は板橋見付交差点から元箱根まで「箱根国道」の名称があり、1875(明治8)年に地元住民らの私費で建設された人力車道が始まりという。また、箱根の国道1号線の改良工事は大正9年から始まり、関東大震災の復旧工事を含めて、大正14年7月に開通している。それが板橋付近の国道1号にあたるのかどうかよく判らない。1888(明治21)年に開通した小田原馬車鉄道は現在の1号線を走ったのだろうか?
板橋の旧東海道は国道1号の板橋見付交差点で分れて、新板橋交差点でまた合流する。板橋見付のところは古い街道によく見られる道筋を鍵形に曲げた形状である。改修されているらしく、道幅がわりと広くて旧街道らしくないのだが、昭和初期と思われる古い家が点々と残っていて、その点では旧街道歩きが楽しめる区間である。



廣瀬畳店。1枚目写真の赤い屋根の家と同じような造りの家。平屋のように見えるが、屋根と一階の庇の間に明り取りの窓があるのでおそらく二階建てである。



二階建て出桁造りの家。右は「丸由(まるよし)酒店」。

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