ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



営団須田町ビル。千代田区神田須田町1-16。左:1988(昭和63)年6月5日、右:1994(平成6)年2月6日

中央通りの須田町交差点そばにあった。「営団須田町ビル」の名称は「廃景録>消えた近代建築>営団須田町ビル」に倣った。写真では「地下鉄」の袖看板が懸かっているだけなので営団地下鉄が全フロアを使っているらしい。住宅地図では「地下鉄ビル」である。
東京地下鉄道工務課の設計で昭和7年の竣工。「地下鉄須田町ストア」として建てられた。竣工時は正面右の横長の窓が3列の縦長の窓で、6階の窓はアーチ型、中央よりの3列の窓の間に垂直のテラコッタの飾りがあったからだいぶ見た目の印象が違ったと思う。
ビルの地下鉄入口から入ると地下街を通って銀座線神田駅へ通じている。現在は「須田町ストア」というとその地下商店街を指す。
右写真は中央通の少し南から撮っているが、通りが営団須田町ビルのところで東方向に少し折れるため、ビルの正面が隠れて南側上部が見えている。屋上の国民銀行の広告塔は万惣ビルのもの。



か登利屋。神田須田町1-16。1994(平成6)年2月6日

営団須田町ビルの並びに戦前からあるらしい店舗が並んでいた。写真左から、すず吉(ラーメン)、立花ビル(玉川砥石工業)、か登利屋(琴・三味線)、いとたか(洋装付属品)、日本保全、本郷ビル。本郷ビルが建つ前には「すし栄」という店があった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 細越菓子店/... 東京ファスナ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。