ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




榎本歯科医院。千代田区神田駿河台1-2。1985(昭和60)年2月24日

手前の通りは撮影時では大正海上火災保険本社ビル(現三井住友海上火災保険駿河台ビル)の敷地の西南の角の辺りで、その向かい側である。写真は取り壊しになるのも間近い頃だったらしく、1986年の住宅地図では「神田駿河台ビル(1986年竣工、7階建て)」に替わっている。写真の通りを左にいくとすぐ太田姫稲荷神社があるので、写真左の日本家屋はその宮司の家かもしれない。その奥のビルは馬事畜産会館だが、2003年に会館は中央区新川に移転している。
写真の洋館は『日本近代建築総覧』に「建築年=昭和3年、木造2階建て、設計=宮村次郎(大林組)」と出ている建物。
この洋館は『東京-昭和の記憶->神田淡路町~小川町p2』 に1977年に写された写真が載っている。割と広い範囲が写っている。洋館とNTT駿河台ビルの間に写っている3階建ての家は1977年の地図では「割烹福八」。

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コメント
 
 
 
キー (定マニア)
2015-08-23 09:04:30
歯科医院といえば嫌なこの音。最近は、それを払拭しようと、レーザーを使って歯を削ったり、エステサロンみたいな外観にしたり…。でも、私はレトロ建築の歯科医院って不思議と入ってみたくなります。3年程前でしたか、「帝銀事件」に関する場所巡りをした際、椎名町の事件現場近くに「?道?科医院」というレトロ建築に惚れました。廃墟状態でしたので、もう取り壊されたでしょうか。それにしても、写真に写っている赤い車…たまりませんなあ。
 
 
 
榎本歯科 (SAKURAM)
2015-09-22 22:40:30
榎本歯科医院は、私が10代の頃(70年代)に通っていた歯医者さんです。懐かしくてたまりません。85年まで建物は建っていたんですね。歯医者としては多分もっと前に廃業されていたと思います。こんな貴重な写真を投稿していただいて、ありがとうございます。
 
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