ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




七宝ビル。中央区銀座5-6。1985(昭和60)年頃

晴海通りの銀座四丁目交差点のすぐそば。すずらん通りに入る角に安藤七宝店の旧ビルがあった。現在もビルを建替えて盛業のようだ。その右手は住宅地図ではギンゴビルと洋書のイエナと近藤書店が入るビルだ。
安藤七宝店はそこのHPによると、明治13年の創業で本店は名古屋にある。東京支店は明治23年の開設だが場所は記されていない。大震災で店が消失後、昭和5年に再建された。現在のビルは平成元年の完成で「銀座七宝ビル」という名称である。




上:七宝ビル
1986(昭和61)年5月11日


左:メイル洋品店
銀座5-7
1987(昭和62)年5月31日

晴海通りからすずらん通りに入ったところで、七宝ビルの向かい。晴海通り側に和菓子のあけぼのと鹿乃子がある建物である。住宅地図には「銀座電機・メイル・あけぼの・鹿の子・アップルハウス・ハリウッド」となっている。戦後じきに建てた仮店舗が昭和の末まで残ってしまったものだと思う。


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