緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

パート内アンサンブル会終わる

2023-11-05 22:42:23 | マンドリン合奏
今日東京某町で、東京マンドリンクラブギターパートで、内輪でのアンサンブル会が行われた。
ギターだけのアンサンブルであるが、定期演奏会が終わったあとのオフの時期に毎年、恒例で行われるイベントのようだ。
今回はコロナで中断していたため2019年以来の開催となる。

13:30開始のところ、記憶違いで会場最寄り駅を間違えてしまい、30分以上ロスした。
それでも早めに家を出たので開始時間までには間に合った。

アンサンブルは数名のメンバーが事前にやりたい曲の楽譜をラインやメールで配信していたが、私は千葉マンドリンクラブや、今日のoさんとのアンサンブルの練習で、練習時間が取れず、初見で臨むことになった。
初見は私だけかなと思ったけど、意外に殆どのメンバーが初見、もしくはそれほど事前に準備している感じではなかったので、少し気が楽になった。
それでも私は初見が弱いので、終始苦痛ではあったが。

そしてかねてから練習してきた、テデスコの朗読とギターのための組曲「プラテーロと私」から「メランコリア」のoさんとのアンサンブルと、同じく「プラテーロと私」から「子守り娘(子守歌)」のギター独奏及びギターと朗読とのアンサンブルを演奏する順番が回ってきた。
oさんから短い曲の解説が行われたあと早速演奏を開始したが、やはり予想していたとおり強い緊張でミスタッチが出た。
でもそれでも何とか途中で止まることなく、致命的な破綻もなく終えることが出来た。

「子守り娘」は元々ギター独奏のみ演奏することにしていたが、oさんとの最後の事前練習の中で独奏の後に続けてやりましょうということになって、同じ曲を独奏&アンサンブルで連続で演奏することになった。
独奏の出来はどうかというと、やはりこの曲を弾き始めてから2、3か月と弾き込みが不足していたのと、過度の緊張でミスタッチが随所に出てしまい満足のいく出来には程遠い結果であったが、何とか弾き切った。
続いて弾いた同曲のoさんとのアンサンブルではだいぶ平静さを取り戻し、独奏よりかは落ち着いて弾くことができたが、練習時に比べるとミスはあった。
oさんのナレーションも耳に入ってこないほど、余裕の無い演奏だったことは事実であり、今後、メンタル面での十分な対策の必要性を痛感した。
最後に、練習中ではあるフォーレのパヴァーヌのリコーダーとギター2重奏版も披露した。

しかし今回の演奏体験で、事前にoさんと練習機会を得て、朗読とのアンサンブルという始めての演奏形態でいろいろなことを学ばせてもらったことは貴重な体験となった。
とくに朗読とのアンサンブルにおいては、終始指摘のあった、「旋律部を切れ目なく歌う」ように演奏することの重要性を知ることができた。
そのための「実現可能な運指」の考察など、掘り下げて「考える練習」という習慣、独習ではなかなか気づくことが難しい、練習の在り方を体得出来たのではないかと思う。

アンサンブル会が終わったあとは会場近くの居酒屋で懇親会が行われた。
パートメンバーということもあってか、普段はあまり話さない自分も終始話が弾んだ。
でも考えてみると、居酒屋まで歩いたときのメンバーとの会話や、懇親会が終わったあとで駅に向かうまでのメンバーとの何気ない会話でも楽しく過ごせるようになっていたことに気が付く。以前はかなり苦痛だったのに。
少しずつだけど、対人恐怖がほとんど改善してきたという実感を感じる。

12月下旬に千葉マンドリンクラブの部内発表会があり、東京マンドリンクラブでも同じメンバーのyさんと2重奏をやろうということになったし、またここでも独奏をチャレンジしたいと考えている。もっと人前で演奏する機会を持ちたいという気持ちが出てきたようだ。

また、今日の懇親会の帰りにoさんと定期的にアンサンブル練習をやろうという話になり、休日はしばらくの間、楽器演奏三昧となりそうだ。

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