内藤明美氏の名前を初めて知ったのは1982年頃だったと思う。。
内藤明美氏のギター曲「シークレット・ソング」が武井賞を受賞した記事が現代ギター誌に載っていた。
若い女性がギター曲を作曲するなど当時では珍しいことだった(今でもそうかもしれないが)。
この「シークレット・ソング」がどんな曲であるか、その当時は知るすべがなかった。
題名から甘いロマンティックな曲をイメージした。
1990年を過ぎた頃だったか、ギタリストの佐藤紀雄氏がギターの現代音楽だけを集めた「コタ」というアルバムを出した。
このアルバムに「シークレット・ソング」が録音されていた。
恐ろしく難解な現代音楽だった。
作品番号2番。1979年作曲。
だいぶ後になって内藤明美氏があの現代音楽作曲家の故、八村義夫の妻であることが分かった。
八村義夫の「錯乱の論理」や「ピアノのためのインプロヴィゼーション」に出会った頃だ。
内藤明美氏がどういうきかっけで八村義夫氏に出会ったかわからないが、音楽を志していた内藤氏は八村義夫氏の才能や考え方に強く惹かれ、影響を受けたに違いない。
この「シークレット・ソング」の作風がそれを示しているが、但し八村氏のような強烈な激しさは無い。
やや控えめな印象だ。
内藤明美氏のことを4、5年前にYoutubeで検索したら1本しか出てこなかった。
何かのインタビューの記録動画だった。
その後、いくつかの演奏が投稿されていた。
圧倒的といっても数は少ないが、「森の記憶」というマリンバ独奏の曲が多かった。
下のYoutubeの演奏者は八村義夫氏や内藤明美氏の曲を弾いている。
2人の作品に思入れがあるのか。内藤明美氏の教え子のなのか。
まだ若いが動きがしなやかで上手い。
マリンバの音は柔らかく派手さはないが、落ち着きがある。
このブログでもいつくかマリンバの曲を紹介したことがあった。
内藤明美氏の1990年代の曲だと思われる。
もうすでに前衛時代の難解な作風は見られない。
冒頭で、彼女が1977年から1978年にかけてアメリカに滞在した時の回想がナレーションで語られる。
この回想の中での「あなた」とは八村義夫のことなのだろうか。
内藤明美/森の記憶
内藤明美氏のギター曲「シークレット・ソング」が武井賞を受賞した記事が現代ギター誌に載っていた。
若い女性がギター曲を作曲するなど当時では珍しいことだった(今でもそうかもしれないが)。
この「シークレット・ソング」がどんな曲であるか、その当時は知るすべがなかった。
題名から甘いロマンティックな曲をイメージした。
1990年を過ぎた頃だったか、ギタリストの佐藤紀雄氏がギターの現代音楽だけを集めた「コタ」というアルバムを出した。
このアルバムに「シークレット・ソング」が録音されていた。
恐ろしく難解な現代音楽だった。
作品番号2番。1979年作曲。
だいぶ後になって内藤明美氏があの現代音楽作曲家の故、八村義夫の妻であることが分かった。
八村義夫の「錯乱の論理」や「ピアノのためのインプロヴィゼーション」に出会った頃だ。
内藤明美氏がどういうきかっけで八村義夫氏に出会ったかわからないが、音楽を志していた内藤氏は八村義夫氏の才能や考え方に強く惹かれ、影響を受けたに違いない。
この「シークレット・ソング」の作風がそれを示しているが、但し八村氏のような強烈な激しさは無い。
やや控えめな印象だ。
内藤明美氏のことを4、5年前にYoutubeで検索したら1本しか出てこなかった。
何かのインタビューの記録動画だった。
その後、いくつかの演奏が投稿されていた。
圧倒的といっても数は少ないが、「森の記憶」というマリンバ独奏の曲が多かった。
下のYoutubeの演奏者は八村義夫氏や内藤明美氏の曲を弾いている。
2人の作品に思入れがあるのか。内藤明美氏の教え子のなのか。
まだ若いが動きがしなやかで上手い。
マリンバの音は柔らかく派手さはないが、落ち着きがある。
このブログでもいつくかマリンバの曲を紹介したことがあった。
内藤明美氏の1990年代の曲だと思われる。
もうすでに前衛時代の難解な作風は見られない。
冒頭で、彼女が1977年から1978年にかけてアメリカに滞在した時の回想がナレーションで語られる。
この回想の中での「あなた」とは八村義夫のことなのだろうか。
内藤明美/森の記憶