先日、東京オリンピックの金・銀・銅メダルが発表されていた。
この3つの金属のうち、銅は比較的頻繁に見ることができる。
最も身近なのは10円玉だ。
しかし金や銀はそう簡単に目にするものではない。
貴金属と呼ばれ、主に宝飾品に使用され、価格も金属の中で最も高い部類であるからだ。
すなわち、お金持ちの人でないと普段、日常で見ることが出来ないのである。
金・銀・銅の現在の価格を調べてみた。
金:4,990円/g → 4,990,000円/kg
銀:58,800円/kg
銅:700円/kg
金が圧倒的に高い。
銀も高い。
銀で思い浮かぶのは食器だ。
子供向けの外国の童話などでよく出てくる、あの銀の食器だ。
高級貴族が使っていたものだ。
何故、高級貴族が銀の食器を使っていたか、面白い話がある。
「銀が古くから支配階級や富裕階級に食器材料として用いられてきた理由の一つは、硫黄化合物やヒ素化合物などの毒を混入された場合に、化学変化による変色でいち早く異変を察知できる性質からという説がある」(ウィキペディアより)
昔のお金持ちは常に命の危険と隣り合わせの生活だったようだ。
しかし銀が高級とされるのは、やはり希少価値が高くかつ、いかにも貴金属らしい光沢を放つ魅力があるからだろう。
同じ銀色でもステンレスとは全く違う。
と言っても自分の家に銀がそうあるものではない。
探しに探して見つけたものは次の3点だった。
1つ目は歯に被せる金属としての銀だ。
銀といっても純銀ではなく合金のようだが一応銀が入っていることは間違いない。
下の写真は10年くらい前に歯を抜かれた時に歯医者にくれと言ってもらったものだ。
その時驚いたのは、お持ち帰り用の専用ケース(緑色の樹脂製)に入れてくれたことだ。
こんなケースがあるとは夢にも思わなかった。
しかこういうケースは手作りではなく、型で大量に製作するものであるから、結構出回っていると思われる。
私と同じように、自分の分身であった歯を抜かれた時、捨てられるのを惜しんで歯医者に頼んでもらった人が結構いるのではないか。
でなければこういうケースが用意されているとは考えにくい。
銀歯のうち黒っぽくくすんでいる方が銀の含有率が高いと思われる。
何故ならば銀は黒ずむ性質があるからだ。
2つ目はクラシックギター用の低音弦。
クラシックギター用の低音弦は、ナイロンの細い繊維を何本も束ねて、その周りを細い銅線で螺旋状に巻いていき、表面を銀メッキする。
このメッキが銀だ。
メッキとはいえ、一応銀だ。
銅製品には銀メッキが多い。錫メッキもあるが銀メッキが多い。もちろん工業用品だ。
私の勤め先も銅の加工品に銀メッキしたものをかなり購入している。
3つ目は金属同士を接着、結合させるための素材として銀だ。
いわゆる銀ロー付けというやつだ。
溶接のような大きな素材を接着するのではなく、ちっちゃいもの、細いものなどを接着するのに使われる。
下は以前使っていためがねが折れてしまったため、福井県の鯖江というめがね製造で有名な町へわざわざ送って直してもらったものだ。
左右のレンズ枠の間にあるアーチ橋のような部分の左側が折れてしまった。
これを銀ロー付けで直してもらったが、意外に仕上げ具合が良くなく、がっかりしてしまった。
これが限界なのか。あるいは鯖江でも技術のよくないところにあたってしまったのか。
この銀ローも純粋な銀ではなく、合金のようだ。
今回の対象金属は高級金属だったので、手持ちのものが無く、中途半端な記事となってしまった。
この3つの金属のうち、銅は比較的頻繁に見ることができる。
最も身近なのは10円玉だ。
しかし金や銀はそう簡単に目にするものではない。
貴金属と呼ばれ、主に宝飾品に使用され、価格も金属の中で最も高い部類であるからだ。
すなわち、お金持ちの人でないと普段、日常で見ることが出来ないのである。
金・銀・銅の現在の価格を調べてみた。
金:4,990円/g → 4,990,000円/kg
銀:58,800円/kg
銅:700円/kg
金が圧倒的に高い。
銀も高い。
銀で思い浮かぶのは食器だ。
子供向けの外国の童話などでよく出てくる、あの銀の食器だ。
高級貴族が使っていたものだ。
何故、高級貴族が銀の食器を使っていたか、面白い話がある。
「銀が古くから支配階級や富裕階級に食器材料として用いられてきた理由の一つは、硫黄化合物やヒ素化合物などの毒を混入された場合に、化学変化による変色でいち早く異変を察知できる性質からという説がある」(ウィキペディアより)
昔のお金持ちは常に命の危険と隣り合わせの生活だったようだ。
しかし銀が高級とされるのは、やはり希少価値が高くかつ、いかにも貴金属らしい光沢を放つ魅力があるからだろう。
同じ銀色でもステンレスとは全く違う。
と言っても自分の家に銀がそうあるものではない。
探しに探して見つけたものは次の3点だった。
1つ目は歯に被せる金属としての銀だ。
銀といっても純銀ではなく合金のようだが一応銀が入っていることは間違いない。
下の写真は10年くらい前に歯を抜かれた時に歯医者にくれと言ってもらったものだ。
その時驚いたのは、お持ち帰り用の専用ケース(緑色の樹脂製)に入れてくれたことだ。
こんなケースがあるとは夢にも思わなかった。
しかこういうケースは手作りではなく、型で大量に製作するものであるから、結構出回っていると思われる。
私と同じように、自分の分身であった歯を抜かれた時、捨てられるのを惜しんで歯医者に頼んでもらった人が結構いるのではないか。
でなければこういうケースが用意されているとは考えにくい。
銀歯のうち黒っぽくくすんでいる方が銀の含有率が高いと思われる。
何故ならば銀は黒ずむ性質があるからだ。
2つ目はクラシックギター用の低音弦。
クラシックギター用の低音弦は、ナイロンの細い繊維を何本も束ねて、その周りを細い銅線で螺旋状に巻いていき、表面を銀メッキする。
このメッキが銀だ。
メッキとはいえ、一応銀だ。
銅製品には銀メッキが多い。錫メッキもあるが銀メッキが多い。もちろん工業用品だ。
私の勤め先も銅の加工品に銀メッキしたものをかなり購入している。
3つ目は金属同士を接着、結合させるための素材として銀だ。
いわゆる銀ロー付けというやつだ。
溶接のような大きな素材を接着するのではなく、ちっちゃいもの、細いものなどを接着するのに使われる。
下は以前使っていためがねが折れてしまったため、福井県の鯖江というめがね製造で有名な町へわざわざ送って直してもらったものだ。
左右のレンズ枠の間にあるアーチ橋のような部分の左側が折れてしまった。
これを銀ロー付けで直してもらったが、意外に仕上げ具合が良くなく、がっかりしてしまった。
これが限界なのか。あるいは鯖江でも技術のよくないところにあたってしまったのか。
この銀ローも純粋な銀ではなく、合金のようだ。
今回の対象金属は高級金属だったので、手持ちのものが無く、中途半端な記事となってしまった。