ONE DAY: RYOKAN's Diary III

誰にだって訪れるさ どうしたって悪い日は 地雷と番犬と腰に機関銃 ドイツ製でもダメでしょう

ポストウォーター復活

2006-05-24 10:19:59 | 雑感
しばらく前にコンビニで見つけて驚いたのだが、ポストウォーターが復活したのね。
 ポストウォーターといえばその昔、90年代前半に売られていたキリンのスポーツ飲料で、このジャンルの開拓者ポカリスエットアクエリアスとの大きな違いは、スポーツドリンクでは必須とも思われるナトリウム塩(塩化ナトリウム・クエン酸ナトリウム等)が一切入っていなかったことだった。体液に近い浸透圧を持ちながらソルトフリーを実現させたのはある意味で画期的だし機能最優先ともいえるが、このために味付けが後回しで「まずい」という評価が定着した(?)のも事実。にも関わらず意外に長い間販売されていたのはそれなりに愛飲者がいたということか? 今でも形を変えつつ残っている力水とともに、キリンレモン等とは別の意味でキリンを代表するドリンクであった。そういえば当時京大を定年退官したばかりの森毅がCMに出演していたりしたな。
 その後キリンが出したサプリがヒットしたためポストウォーターはいつの間にか消えてしまったのだが、予想外の復活となった。もっとも味付けや成分は以前とはまったく別物のようだが。

ポストウォーターのもうひとつの特徴はガラス瓶にあった。90年代前半はまだ500mlペットボトルが解禁されておらずドリンク類は350ml缶が主流だったが、ポストウォーターは缶以外にもガラス瓶タイプがあり、中でも三角フラスコの形状をした500mlガラス瓶は強烈なインパクトがあった。その後に登場した瓶も右手で持つために最適化されたグリップ形状のくびれを入れたり(最近の500mlペットボトルで増えてきた「中くびれ」デザインの思想の端緒か?)味はともかくパッケージデザインだけは常に注目を集め評価を受けてきたように思う。残念ながら今回のペットボトルは確かにオリジナルデザインではあるようだがそこまでのインパクトはなさそう。

ところで、まもなくコカコーラは懲りもせず? 新フレーバー「シトラ」を出すそうな。今度はコカコーラにレモン&ライムが入ったもので、まだアメリカでは販売されていない模様(レモン、ライムがそれぞれ別々で既に存在する)。これまでのコカコーラ・レモンやC2、もっと前のバニラやチェリーと同様、やっぱり日本では短命に終わりそうな気もする。確かにあのバニラはヒドかったが、レモンは特に変な味でもなかったし、ライバルのペプシではむしろこちら(ツイスト)の方が見かける機会が多いくらいだけどなぁ。
 ただしアメリカでは今でもこれら全てのフレーバーが販売継続中で、しかも全ての種類にダイエット(シュガーフリー)版やカフェインフリー版が用意されている。ペプシの方もアメリカではチェリー・バニラ・ツイスト(レモン)・ライムがあり、やはりそれぞれにダイエットが用意されている。そこまでして飲みたいか貴様等。
 (なお日本で最近発売されたペプシNEXは日本オリジナルらしい。アメリカではこれとは別にローカロリーのペプシONEというのがある)