ONE DAY: RYOKAN's Diary III

誰にだって訪れるさ どうしたって悪い日は 地雷と番犬と腰に機関銃 ドイツ製でもダメでしょう

たいせつなひと

2014-01-11 00:00:00 | 日記
 彼女と最初に出会ったのはもう20年以上も前のことになる。1993年の夏だった。
 それ以前、まだ僕が高校生の頃から一方的にお名前は存じ上げており(その理由が分かる方はつまり古くからのその筋の方に間違いないです/笑)、初めて実際に相対したときも「あー、このひとがあの方なのかぁ」という感慨があったのを覚えている。
 ただ当時はそれほど付き合いは深くなく、その後、毎年の夏の「長崎から」で彼女が公楽荘の集まりに顔を出すようになってから数年後、世間では21世紀を迎えた頃から連絡を取る頻度が増え、コンサートや遊びに行くことが増えた。それからでも既に十数年が経過しているけど。当時の自分がまさか今のこの状況を予想出来る筈がなく、どころか多分去年の今頃ですら出来ていない(笑)。

 僕が京都を離れカタギになった頃、彼女が当時就いていた仕事もたいそう忙しくなり、それから2年間ほど連絡がかなり疎になった時期もあったが、状況が変わりふたたび話す機会が増えた直後、あの震災があった。いま思うと、あの頃から少しづつふたりの関係や心理が変化していったのかもしれない。

 この年齢だから、お互いに過去のひとつやふたつ…、いや3つ4つ…、……6つ位はあるわけで(汗)、まぁ他にも色々なことはあったけれども、長年住み慣れた東京を離れて知人も少なく様々な慣習も異なる関西にひとり(と犬一匹)でやって来てくれた彼女の今回の決断に比べたら、自分の事などたいしたことではない。

 結婚について一時はまったく現実感を持って考えられなかった自分が、この期に及んで今後の人生をふたりで生きていく決断をすることができたのは、やはり相手が「彼女」とだから、なんだと思う。


   君を失うと 僕のすべては止まる
   いつも側に居て 勇気づけて


 そんな訳で知り合ってから二十余年。
 本日誕生日を迎える大切なひとと、今年結婚することになりました。
 (今更ですが、これが正式表明です)

 既に先月から同居をはじめていますが、実際に籍を入れるのはもう少し先のことになり、また、挙式の予定もありませんが、何処かのタイミングでご挨拶はさせて頂こうかと思っています。

このことを告げた際、皆様をたいそう驚かせましたが、すぐに「おめでとう」「よかったね」と祝意を示していただいた全ての皆様に、ただただ感謝と御礼申し上げる次第であります。