穴にハマったアリスたち

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ディケイドプリキュア! 第5話・第6話「スマイルの世界」

2012年12月30日 | ディケイドプリキュア!他
今年も1年お世話になりました。
更新頻度も下がっている中、見に来てくださってる方々、ありがとうございます。
来年もどうぞ宜しくお願いします。

以下、「スマイル」さんの以前の記事を改修。

■ディケイドプリキュア! 第5話「スマイルの世界」、第6話「あなたと私の物語」

これまでのディケイドプリキュアは!



 「…というわけで、相手の『バラライカ』に対抗してこちらは『サンバ』で行きましょう」
 「…確かに貴女の方が強いかもしれない」
 「私たちは完璧じゃないから」
 「だから、プリキュアはふたりなの!」
 「たとえ一つの時代が終わっても、命は受け継がれ、そして広がっていく」
 「…私?通りすがりのプリキュアよ、覚えておきなさい!」

 第1話「プリキュア大戦」
 第2話、第3話「プリキュア5の世界」「夢のその先へ」
 第4話「SplashStarの世界(前編)」
 第5話、第6話「スマイルの世界」「あなたと私の物語」
 第7話、第8話「GoGo!の世界」「あなたに会いに行くよ」
 第9話、第10話「MaxHeartの世界」「無限の光 永遠の闇」
 第11話、第12話「スイートの世界」「新たなる運命の扉」
 第13話、第14話「フレッシュの世界」「You make me Happy?」
 第15話、第16話「ハートキャッチの世界」「せめて、そうすれば」
 第17話、第18話「ふたりの世界」「旅の始まり」
 第19話、第20話「鏡の世界の闇プリキュア」「歩くプリキュア図鑑」
 第21話、第22話「銀水晶の世界」「後悔はしない」
 第23話、第24話「見参双子姫」「それが宇宙の授けた光の答え」
 第25話、第26話「謎生物の世界」「プリキュアの資格」
 第27話、第28話(最終回)「世界の破壊者」
 劇場版「ディケイドプリキュア! 完結編」

『世界の破壊者・ディケイド』
『多くの世界を巡り、その瞳は何を見る…』

…。
……。
………。



ばひゅん!



ばひゅんばひゅん!



ばひゅんばひゅん!



スマイルさん:
 「未来を導く5つの光!」
 「輝け!スマイルプリキュア!」

近くて遠いどこかの世界で、今日も戦う5人の娘さんたち。
彼女達の名は「スマイルプリキュア」。
キュアハッピー、キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティ。

対する悪役は、バッドエンド王国。
悪いおおかみさんを始めとした敵幹部と、プリキュアさんたちは果敢に戦います。
それはもう、ごつごつと。

新しい世界に降り立ったディケイド姉が見たのは、今まさに戦うそんなスマイルさんの姿でした。



プリキュアさん達は戦う。悪い相手をやっつけて、ハッピーエンドを迎えるために。
だけどそれは何を意味するのか。
旅を続けるディケイド姉は知っている。戦っているスマイルさん達も知っている。
敵を倒し、ハッピーエンドになるとき。
それはこの「スマイルプリキュア」というメルヘンが終わりを迎える時。



がこん。

また一つ、終わりに向かって針が進む。
いつかは終わるメルヘン。所詮は作り物でしかない世界。
辛い思いをして、得られるのは「終わり」だけ。
ぶっちゃけ丸損です。
果たして必死に戦う意味なんてあるのか。

ジョーカーさん:
 「いいんですよ、このままずっと終わらなければ」
 「皆さんを応援してくれる方たちも、もっと活躍を観たいと、喜んでくれますよ」



ただひたすらに辛い辛いこの戦い。
でも終わらなくて良いのなら…。
決定的に勝つことも負けることもなく、ただただ緩い日常パートと、予定調和の消化バトルを繰り返していれば良いのなら…。

ジョーカーさんの言葉に、星空さんの心も軋みをあげる。
うん、それでもいいんじゃない?
みんなずっと一緒。ブラウン管の前のお子様も大喜び。保護者様も下手に新シリーズが始まるとお金かかっちゃいますし。
メルヘンなんて存在しない。「プリキュア」なんて架空の創作物。
それならば、必死になって戦う必要なんて…。

ディケイド姉:
 「意味なら、あるよ」

番組は終わる。間違いなく。
だけど私たちは「スマイルプリキュア」を知っている。
顔面痛打されながら頑張った、星空さん達の事を。

ディケイド姉:
 「私は『スマイルプリキュア』が好き。『プリキュア』の皆が好き」
 「『プリキュア』に憧れて、この世界に来ることができた。旅をすることができた」



1年間、ずっと見てきたんです。
問題点とか失敗したこととかもあるかもしれない。目標を達成できなかったところもあるかもしれない。
だけど、一緒に過ごしたこの時間は、何よりの宝物なんです。

ディケイド姉:
 「だから、大好きなこの物語は」
 「私の手で、終わらせる」

いきなりやってきて支離滅裂です。
星空さんもぽかん。ジョーカーさんも唖然。
こんな台本、聞いてない。

ジョーカーさん:
 「何なんですか、あなたは…!」
ディケイド姉:
 「…私?通りすがりのプリキュアよ、覚えておきなさい!」
 
がしゃこん!

 『PreCu Ride... 』
 『Cure Decade!!』

そう、今やプリキュアさんが通りすがる時代。
「プリキュア」なんて架空の創作物?何を言ってるんでしょうか。
ここにいるじゃないですか。私たちが、プリキュアだ。

言い切るディケイド姉の姿に、星空さんも正気を取り戻す。
あたしたちを見て楽しんでくれた人がいるのなら。あたしたちの後を継ぎ、先に進んで行けた人がいるのなら。
それなら、あたしたちの戦いは、虚構なんかじゃなかった。



ジョーカーさん:
 「終わらせないで、ずっと同じことをしていた方がいいでしょう!」
 「次の『プリキュア』を始めて、間違っていたらどうするんですか!」

どうもこうもありません。
正しいから選ぶんじゃない。私たちが選んだ道こそが正しい。
それくらいの信念無くして、厳しい現実世界を歩いて行けません。
現実はメルヘンとは違うんです。
あとは気合いだ。仲間たちと一緒に、とにかく叫べ。

ディケイド姉:
 『PreCu Ride... 』

がしゃこん!


 
 『Cure Windy!!』

まぁだからって、限度ってものはありますけれど。
ええ、美翔さんは間違ってなかったですよね。
ただちょっと売り上げと人気が下がっただけで。



でもいいんです。
失敗もあるかもしれない。間違ってるかもしれない。
それでも自分たちは歩いて行ける。みんな一緒に。
みんなの優しさがあるから、前に進んでいける。
それが私たちのウルトラハッピーなんだから。


(左画像)
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まとめようとしたつもりがまとまらなかったけれど、まとまったことにしよう。

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