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花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~クンシランの話題 1~

2021-01-26 16:01:46 | Weblog
~クンシランの話題 1~


クンシラン(君子蘭)は、クリビアミニアタともよばれ、南アフリカ原産のヒガンバナ科の宿根性植物です。

花色は、濃いオレンジ色が中心ですが、黄色も見かけるようになりました。

一年中濃い緑色の葉には、細く長いものから「だるま系」のように広く短いものまで、幅広い種類があります。
葉に斑が入る珍品種の「斑入り君子蘭」は、斑部が光合性出来ないので成長には年月がかかりますが、高価な価格で取引されています。

二月に入ると、温室栽培されたクンシランが花屋の店先に並ぶようになりますが、自然咲きのクンシランは四月頃から咲き出してきます。

★君子蘭の栽培
採種した、大豆くらいの種を蒔くと、秋口には芽が出てきます。
小さな苗が徐々に大きな株に生育し、4、5年が経つと蕾が着いてきます。

このように、花が咲くまでには長い年月がかかるので、蕾がついた株を手に入れるのをおすすめします。

左右に開いた葉の中心部から、蕾が頭を持ち上げてきます。
花茎が伸びると、10輪以上の花が開きます。
花には百合のような甘い香りがあります。

玄関など、涼しい場所に植木鉢を置くと、花を長く観賞することが出来ます。

水管理は季節や鉢の置き場所によって大きな違いがあります。
夏季は十分与えますが、晩秋から初春にかけては、月に二回程度を目安にします。
又、鉢土の表面をよく観察しながら、乾いてくると水を与えます。

七月頃に花芽が出来、10℃以下の気温が一定期間続くと花芽文化が起こります。
暖かくなると、花茎が伸びてきます。

夏の強い日ざしが直接葉に当たると痛んでしまうので、夏季は寒冷紗の下など日陰の場所で栽培しますが、室内など、真っ暗な所で管理すると花芽がつかなくなってしまいます。

※ 写真は君子蘭の画像です。

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