花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~パンジーの話題 4~

2021-01-21 16:35:36 | Weblog
~パンジーの話題 4~


パンジーは、一日の日が当たる長短によって花の咲き具合が変化していきます。
以前の品種は、春になり、一日の日の当たる時間が長くなると、徐々に株が立ち上がり、花の咲き具合が悪くなっていきました。

今日では、この問題点を改良した品種が栽培されています。
そのため、初夏に入っても、株が立ち上がることなく、美しい花を次々と咲かせ続けます。

又、このような品種改良の結果、春の季節だけでなく、秋口からもパンジーの花を愛でることが出来るようになりました。

冬季、戸外に植わっているパンジーは、寒さのため花が咲き難くなりますが、暖かくなると一気に咲いてくるのを心待ちにしたいものです。

花が咲くにはエネルギーが必要です。
しっかり肥料を与えると、株が大きくなり、沢山の花が咲いてきます。
肥料が効いてくると、花形が大きくなり、花や葉色が鮮やかになります。

肥料が少ないと、この反対に、花が小さくなり、咲き具合が悪く、花や葉色があせてきます。

初夏に入り、いよいよパンジーの株が傷んでくると、ベゴニアやマリーゴールドなど、夏季の花壇に衣替えの季節です。


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