前原民進党代表と希望の党小池代表の交渉ニュースを聞くと前原氏の詰めが甘い。これでは希望の党への身売りで、前原氏は『国共合作』の故事を十分知らなかったようだ。小池代表は政治家として冷徹に前原代表を見ていたが、前原代表は小池氏の含み笑いと流し目に悩殺され、政党の代表の立場を忘れ、肝心な詰めを忘れてしまったと言われてもやむを得まい。
小池代表に「私は今回の衆議院選には出ないので、希望の党が第一党に成れば貴方を首班指名候補にしたい」とでも言われたのであろうか。まさに「くノ一忍法」にかかった男のようである。かつて民主党代表時代に小泉首相を国会で追求する永田議員が、フェイクニュースをつかまされていたことを見抜けなかった甘さと同じ事である。
民進党はかくなる上は前原氏と代表を争った枝野議員が残り、リベラル派議員を纏めるか、新党を結成して選挙に臨むしかあるまい。この方がすっきりする。
その上で民進、自由、社民、共産、希望、維新で自公に対する野党統一候補を大至急絞り込む事である。その際統一候補擁立のキーマンは、自由党の小沢氏であろう。希望の党は小沢自由党をお呼びではあるまいし、また合流すべきでもあるまい。万一合流しても小池人気で集票を狙う希望の党では小沢氏の出番はあるまい。
「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
厚顔
小池代表に「私は今回の衆議院選には出ないので、希望の党が第一党に成れば貴方を首班指名候補にしたい」とでも言われたのであろうか。まさに「くノ一忍法」にかかった男のようである。かつて民主党代表時代に小泉首相を国会で追求する永田議員が、フェイクニュースをつかまされていたことを見抜けなかった甘さと同じ事である。
民進党はかくなる上は前原氏と代表を争った枝野議員が残り、リベラル派議員を纏めるか、新党を結成して選挙に臨むしかあるまい。この方がすっきりする。
その上で民進、自由、社民、共産、希望、維新で自公に対する野党統一候補を大至急絞り込む事である。その際統一候補擁立のキーマンは、自由党の小沢氏であろう。希望の党は小沢自由党をお呼びではあるまいし、また合流すべきでもあるまい。万一合流しても小池人気で集票を狙う希望の党では小沢氏の出番はあるまい。
「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
厚顔
なぜ民主党を民進党を消滅させるようなことを、党の代表の立場で行ったのか。その理由は本人に聞くしかないが、高坂教授に原因があるという考え方も成り立つと思う。高名な教授であったが、考え方にかなりアメリカナイズされたところがあった。nhkの当時の政治討論を聞いていて感じた所感である。
アメリカの歴史はヨーロッパ人がアメリカに移民して、それまでアメリカに居住していたアメリカインディアンを殺すか狭い居住区に押し込めて、土地を奪うことから始まった。つまりアメリカの歴史は排除から始まった歴史である。アメリカナイズされた高坂教授にも排除の論理が強く見られたのも当然であった。
ところが日本の歴史にも排除の歴史はあった。また排除とは違う、カウンターの力も働いていた。聖徳太子一族郎党を皆殺しにしたとか、出雲の豪族を根絶やしにしたとかは排除であった。しかし、当時の権力者、天皇家は敗者のたたりを恐れて東大寺に聖徳太子を祀ったという説がある。天皇の各地への訪問にも日本の和が感じられる。
前原にはその和は全く感じられない。共産党との共闘の話を進めながら、裏で共産党を排除する計画も進めていたのである。
小池も父親譲りなヤクザの論理が見られる。護憲派は脳内停止だと攻撃して、改憲の中身について言わない。動機はイデオロギーではなくて、選挙からリベラルとか護憲派を排除して子分を代わりに立てたいのである。
つまり前原はアメリカナイズの排除、小池はイデオロギーではなく、ヤクザの縄張り争いで、合併の考えを進めたのである。合併の中身が世間に分かるや、日本の風土では受け入れらないことがわかった次第である。