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デアデビル:イエロー

2016-07-11 | 漫画
「父さんは自分のことを無学なチンピラだと考えていた。
 ・・・でも、彼は一つのルールに沿って生きていた」

『男の値打ちを決めるのはどうやってマットに沈んだかじゃない・・・』

『・・・どうやってそこから立ち上がるかだ!』


ドラマや映画でもおなじみの、マーベルの盲目のクライムハンター。
『恐れ知らずの男』デアデビル。
いかにも悪魔的な赤いコスチュームの印象が強い彼ですが、
その活動初期は黄色のコスチュームを纏っていました。

そのコスチュームはどこから来たものなのか。

盲目の弁護士、マット・マードックはいかにして犯罪者狩りを始めたのか。

そして彼とそのビジネスパートナー、フォギー・ネルソンと
事務員、カレン・ペイジの三角関係の行方、とは。

スパイダーマン:ブルー」に続く、
ジェフ・ローブ&ティム・セイルコンビの送る「色シリーズ」邦訳第2弾が
この「デアデビル:イエロー」です。
シリーズ続巻として「キャプテン・アメリカ:ホワイト」の邦訳も決定していますが
残る1冊である「ハルク:グレイ」の邦訳予定は現状ございません・・・
(みんな、アンケート葉書に希望を書いて送ろう!)

「スパイダーマン:ブルー」と同じく、今作も
「喪われた誰かに向けて語りかける」という形式で(今作では手紙を書く、という形式に)
過去を振り返る、という内容となっており、ファンタスティック・フォーやエレクトロなど
さまざまなヒーロー・ヴィランが登場する作品ですが
(ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」に出てきたあいつも・・・)
マット・マードックという一人の青年が
いかに戦い、恋をしたのか、ということに焦点が当てられた内容となっています。
まだヒーローとして未熟であり、この先待ち受ける多くの喪失を知る前であるが故の
マットの「青さ」「明るさ」に、彼に待ち受ける未来を思ってしまうのです。
(「ボーン・アゲイン」とかね・・・)

デアデビルの誕生秘話としては、邦訳も発売されている
マン・ウィズアウト・フィアー」という名作もすでにございますが
フランク・ミラーとジェフ・ローブ、二人の名匠の語り口の違いを
読み比べて楽しまれるのも、またおすすめです。
(さらにドラマ、映画と見比べてみるのもいいかと・・・
 ・・・映画版はできるならディレクターズカット版で。
 しかしベン・アフレックはマーベルとDC、両方のフランク・ミラー代表作キャラを演じたんだなぁw)
※追記:そういえばDCのほうでミラーの「バットマン:イヤーワン」から続く物語である
「ロング・ハロウィーン」「ダーク・ビクトリー」を書いてるのがローブ&セイルコンビでしたね
(どれも邦訳が出ている名作ですのでぜひ)

そして今作の翻訳を担当されたのは、
SFのSは、ステキのS」用語解説でも活躍された堺三保さん。
こちらでもいい仕事、されてます。

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