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キングスマン

2015-09-05 | 映画
試写会で見てまいりました。

ロンドン・サヴィルローの高級テーラー「キングスマン」。
その裏の顔は、どこの国にも属さない秘密の諜報組織。
アーサー王と円卓の騎士にちなんで名づけられたコードネームのエージェントの一人、
「ランスロット」が何者かに殺害、その欠員を埋めるためにエージェント候補たちが集められる。
エージェント「ガウェイン」ことハリーが見出したのは、
かつて自分の命を救ってくれたエージェントの息子であるエグジー。
庶民階級で犯罪にも手を染めていた彼に秘められた可能性が開花していく・・・

「ウォンテッド」「キックアス」といった映画化作品で知られ、
現在も続々作品が邦訳されている(今作原作も邦訳済みです)マーク・ミラー。
「キャプテン・アメリカ3」の原作になる「シビル・ウォー」もこの人原作です。
悪趣味ともいえるグロテスクな描写や、どぎついジョークについ目を奪われがちな作風ですが
その中には一本筋の通った「ヒーロー」への愛情が込められております。

「キックアス」でもコンビを組んだマシュー・ヴォーン監督との再タッグとなった今作でも
ド派手な(それでいてそこまでどぎつくもない)暴力・殺人描写に溢れていながら
(それゆえにR-15指定となっています エロいのは最後にちょっとだけw)
「マナーが人を作る」と、出自ではなく教育と本人の資質が「紳士(=キングスマン)」を作っていくという思想が
しっかりと作品の背骨となっており、それゆえに気持ちよくみられる作品となっています。

そして今作に込められているのはそれだけではなく、
「007」を始めとした数々の映画への愛情も多数。
X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の時も
『マシュー・ヴォーン、007撮りたいんだろうなぁ』と思ったものでしたが
スパイ映画やモンティ・パイソンへのオマージュも映画のあちこちに散りばめられ
もう少しで声出して笑うところだったシーンもw

あと、作品が作品だけにスーツの着方がどれもかっこいいので
見るとちゃんとしたスーツがほしい、とか
スーツをちゃんと着こなせるようになりたいな、とか
強く思わされる作品でもございました。
スーツ姿のおっさんに萌える、という皆様にも
そういった側面からも是非見ていただきたい作品かと。
(特にコリン・ファースがかっこいいよー。
 マイケル・ケインの使い方はややもったいないと思ったけど)

・・・最後に。
サミュエル・L・ジャクソン、本当にこういう映画大好きだなあんた!w

公式サイトはこちらからどうぞ

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