ゴッサム・アカデミー：カラミティ

前巻で結成された探偵クラブによって
自分を取り戻したかに思えたオリーブ。
しかし、死んだはずの母親の亡霊に悩まされることに・・・

母親は本当に死んだのか？
オリーブがこの学校に送られた真の目的とは？
「カラミティ」とはいったい何なのか？

その一方で、転入生のダミアンとマップスの間にトラブルが起こったり、
カイルとオリーブ、そしてトリスタンの三角関係？に
事件を追うために探偵クラブが演劇に挑戦・・・といった
騒がしくも楽しい学園生活に、
教師たちの真実の姿も明らかになっていきます・・・。

そして今作も続々登場する、バットマンキャラたち。
オリーブ、そして探偵クラブのこれからは？

すでに邦訳3巻刊行も決定している今作。
マップスの存在が物語のトーンを明るくしてはいますが
今巻もオリーブの葛藤が中心になる展開となり、
それが全体のトーンを前巻よりも暗く感じさせるものになっています。

続巻ではこの物語がどう流れていくのか、が楽しみな一冊です。


ゴッサム・アカデミー：カラミティ