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バットマン:バトル・フォー・ザ・カウル

2014-02-01 | 漫画
「バットマン:R.I.P.」(とその後の「ファイナル・クライシス」)で
『死んだ』バットマン/ブルース・ウェイン。
バットマンの不在はゴッサムの暗黒街を活発にし、
街の闇はトゥーフェイスとペンギンに二分され
有象無象の犯罪者たちは我が物顔に暴れまくります。
それに対するのは元初代ロビン・ナイトウィングを中心に
バットマンゆかりのヒーロー/ヴィジランテたちを集めた「ネットワーク」でしたが
「バットマン」というアイコンの不在は、街を更なる混乱に陥れます。

そこに現れたバットマンを名乗る存在。
その正体とは?
そして、ブルース無き今、バットマンを『継ぐ』のは誰なのか?
バットマンの後継者を巡る争いが始まる・・・!

邦訳される作品が限られる、という背景からか、
エピソードとエピソードの間の部分の補間が必要、という局面がけっこう多く
(特に今回「ファイナル・クライシス」未訳なので
 「R.I.P.」の終わり方からブルース死んだと言われても・・・と思うというかw)
あとブラックマスクの正体その人だったの!?と巻末解説読んで驚いたりと
そんな内容ではありますし、巻末解説がおもいっきり今後の展開のバレになってるあたりが
(まぁ、先の話である「フラッシュポイント」→「New52」すでに出てますしね)
ちょっと残念に思うこともあったりするのですけども

ブルース不在の中、4人の(元含む)ロビンそれぞれの心理や
「ゴッサム・ガゼット」で語られるバットマンと関わるゴッサム市民たちの姿
(映画1作目でおなじみのヴィッキー・ベイル、3代目ロビンの元恋人ステファニー・ブラウン、
 バットマンの正体を知るレスリー・トンプキンス、刑事ハービー・ブロック)も
読み応えのある作品でございましたし、
本番は次巻である「バットマン&ロビン」から、ということで
イントロダクションとしては実に楽しく読める作品だなぁ、と思いました。
巻末解説も、「これまでのバットマンまとめ」として優秀ですしね。

「ロビン:イヤーワン」や「デス・イン・ザ・ファミリー」、
「アンダー・ザ・レッドフード」を訳してきたのはここからの流れのためなんだなぁ、と
改めて思わされた、そんな1冊です。

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