吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

米国人のいい加減 その5

2014年11月22日 06時34分00秒 | インポート

 試合後彼女は観客からの万雷の拍手とエールを浴びた。いかにも米国的で感動的な場面である。多国籍人種の寄合である米国人にとって、困難に立ち向かうフロンティア・スピリットを持ち出すのは誰しもが納得できる方法論なのである。彼女の試合後のインタビューでは「私は負けない、前に進む」とのコメントも多くの聴衆の感動を呼んだ。つまり米国では病者を含む弱者に対して周りからあらゆる意味での盛り上げやサポートがある。日本では余命いくばくもない1個人選手を試合に出すはずがないし、その1個人選手のために大きな組織の決め事である大会日程をずらすなんてことはない。日本人はすべてにきちんとしているので例外は認めないのである。逆に米国人はで「ルーズ」なのである。試合中、彼女が急変しようと別に「責任はだれが・・・」などとは考えないだろう。また試合日程を変更して他の数あるチームからスケジュール調整などで苦情がでようとも、やはり弱者にはみな協力的になれるほど決まりごとに対しては「ルーズ」なのである。だからやっぱり米国人は「いい加減」な人種とひとくくりにできるのであると確信している。

 


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