あの社会人時代の、馬鹿なオレ。ちっちゃなほう、の。

2017-09-12 06:33:51 | 馬鹿なオレ、
あの社会人時代の頃、

そう、映像の制作会社にいた頃、
もう、あのトモちゃんは、いない。
当時のトモちゃんを、オレは、笑えない。

社内の宴会のあと、
先に戻って眠っていた会社のアルバイトの後輩に、
酔っ払ったオレは、彼に、頭から、ションベンをかけた。

シャレがキツかった。

次の日から、彼は、出勤もしなくなり、連絡も取れなくなった。

さんざん、つながらない留守電に、謝罪を入れたが、返信は、なかった。

2週間程、経ってからか、
彼は、社長と話をして、会社を正式に辞めた、と聞いた。

オレに、怒りとか、軽蔑とか、なにも、直接、ぶつけることなく、
彼は、去って行った。

相当に、怒っているんだと、思った。
相当に、傷ついているんだと、思った。
相当に、軽蔑をしているんだと、思った。

彼の行為は、
常軌を逸した、理性を欠いた、動物がいる、野生のような場所では、
とてもじゃないが、共棲は出来ないという宣言、と、オレは受け取った。

兎にも角にも、オレを、強く、拒絶するという、
常識人からのメッセージだとも思った。

オレの行為で、会社を辞めさせてしまったのか。

阿呆な、身勝手な、我慢の限界を超えた、オレのションベンに、
シャレなんて、常識人の相手に、通用する訳がないッて。

そもそも、シャレにも、なってないって。

誰も、笑わない、
オレのブログと、おなじだよ。

罪悪感を感じた。
ひとりの青年を駄目にしてしまった。
自業自得だ、地獄へ堕ちろ、オレ。


それから、2年も経った頃か、
日々に、忙殺され、という、自分に都合の良い、隠れ蓑で、
彼のことは、もう、すっかり、忘れていた。


ある日、
交差点で、撮影をしていたら、

信号が、青に変わるやいなや、交差点の向こうから、
オレを目指して、まっしぐらに突進してくる奴がいる。

尋常じゃない、ヤバイッ、
刺される ?、殴られる ?、まっしぐらの危険を、感じた。

奴は、オレの名前を叫び、
オレに抱きついた。

ションベンの彼だ ‼︎

会社を去る時、
挨拶が、できなくて申し訳ないと、彼はいう。

イヤイヤ、
刺されるかと、驚いたけど、
謝らなければいけないのは、こちらの方だよ、と。

そして、なぜか、
握手をして、別れた。

撮影中だったんで、
詳しくは、話せなかったけど、

ションベンの力って、どんな力があったんだろう、か?
アノ交差点の出来事は、なんだったんだろう、か ⁉︎。

あれからは、
ヒトには、ションベンを、かけてはいない。

「小便無用」の札を、アタマな中に、貼り付けた。
なにかの拍子で、はがれなければ、いいんだが。



ホントは、
オレって柄じゃないんだけどね。

今回に限っては、オレとも、云えず、
猿公(えてこう)といっても、
猿にも、失礼な、オレだ。

コメントを投稿