rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(案)に対する意見募集(パブリック・コメント)

2024-05-01 12:14:42 | 政治

2024年4月24日付で、内閣官房(内閣官房内閣感染症危機管理統括庁)は2020年初頭からの新型コロナ感染症対策についての混乱を体系化して整理した内容の「新型インフルエンザ等対策政府行動計画(案)」についてのパブコメを募集しています。対策主体が国民の健康や衛生に責任のある厚労省でないことが「いかがなものか」と思いますが、厚労省に命令を出す上の組織との認識でいるようで、WHOが画策する「各国の自主的な主権を棄てて、WHO世界政府の決定に一方的に従わせるパンデミック条約」締結を前提にした内容とも思われます。WHOは5月をパンデミック条約締結の期限と決めており、パブコメの募集期間も4月24日から5月7日までと短いものです。

テドロス氏は2024年5月までにパンデミック条約を結べとWEF2024で名言した。

個々の内容は、危惧した国民への衛生上の強制やワクチンの義務化といったものは見当たらず、それなりに推敲されたものと思われ官僚言葉でいう所の「概ね良好」と思われましたが、全体として今回の政府対策の最も大きな欠点が十分見直されていないと思われたので、その点を指摘してrakitarouは提出しましたので以下に記します。

情報収集は国内外の機関や専門家とネットワークと言っているが、責任をもって決定するのは? ワクチンについては今回の反省など行わず、始めに遺伝子ワクチンありきになってないか?(計画案の説明図から一部抜粋)

 

「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(案)に対する意見

 

この対策案は、2020年初頭からの新型コロナ感染症対策についての混乱を体系化して整理した内容であり、記載された個々の中身については問題ない様に思います。しかし未知の感染症(X)に国として対応するに当たっては、今回の新型コロナ感染症が「毒性が弱く」、「感染力が強い」上「次々と変異を繰り返して流行」したことを鑑みると、不完全に思われる所が多々あります。

 

1)  身体で言うと主に遠心性神経と筋肉だけ記載されている

 

未知の感染症へ身体(国・社会)が対応する上で最も重要なのは、いかに対応するかを決定する中枢(脳)です。この行動計画は、遠心性神経(efferent nerve)と筋肉についてまとめられていますが、最も重要な「脳の規定」が曖昧です。脳にあたる部分をAIや他の機関まして自分の力が及ばない外国に求めては絶対に不可です。

 この対策案には情報収集について記載はありますが、具体的な求心性神経(afferent nerve)にあたる現場からの情報集約の機構が不明です。「抹消組織が損傷している」という情報が的確に中枢に上がらなければ、多臓器不全を起こして個体(国・社会)は死に至ります。

時々刻々変化する感染症に対しては、中枢は末梢からの情報を的確に集約して、PDCAサイクルを柔軟に回して対応を変える必要があります。それについて記載が不可欠と考えます。

行動計画は上意下達の一方通行で、時々刻々変化する感染症状況に対応し、頭脳にあたる政府中枢?のPDCAサイクルによる柔軟な対応がみられない様にみえる。

 

2)  細菌・ウイルスの傾向は大別できる

 

 細菌・ウイルスなどの感染症はどのような物(感染症 X)でも

(1)強毒性で感染力は弱い(強力な水際・衛生対策が重要)

(2)強毒性で感染力も強い(公衆衛生対策と個人への感染予防として中和抗体を高めるワクチンが重要)

(3)弱毒性で感染力が強い(今回のコロナ、一般的な衛生対策と集団免疫を得るための細胞性免疫が重要)

(4)弱毒性で感染力も弱い(対応不要)

に分かれます。行動計画案は全てを一緒にするのでなく、おおまかにこの4つを分けた上でどこに力点を置くかを対策として明記しないと社会が混乱します。

 

以上。

追記 2024年5月13日

WHOが今期年次総会で成立を画策する「新パンデミック条約」は難航している様です。非常に大事な情報ですが、日本のニュースやテレビは延々と特殊な殺人事件について無駄な情報を流し、国民を煙に巻き続けています。

パンデミック協定の難航を伝えるZeitの記事

米国では22の州でパンデミック条約締結に反対する声明が可決され、英国でも条約署名に拒否が決まったとロイターが報じている

日本では国会でどのような議論が行われたのか、補選で快勝した立民はどのように国民の負託に答えたのか。米英にはあるのに、日本人には既に自らの社会や国家の自立を護るという愛国心はないのでしょうか。

コメント (2)
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