マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

「佐伯祐三とパリ」展

2012-06-12 18:32:24 | お勧め
先週金曜日、大阪へ出かけたとき、「佐伯祐三とパリ」展を見に行きました。
「大阪市近代美術館心斎橋展示室」というところで、7/16までの開催です。
場所も心斎橋で大阪駅から近いし、前売りでなくても500円という値段もお手軽感あり!です。
佐伯祐三という画家について、よく知っているわけではありませんでしたが、画家としての活動の大半をパリで過ごした画家ということで、是非見てみたいと思ったのです。
わずか30歳で亡くなったとのこと、才能のある人は長生きしにくいのか…。
チラシにも掲載されている「郵便配達夫」などの人物も個性的でいいのですが、私としては、ユトリロを彷彿とさせるパリの街角を描いた絵に興味を惹かれました。
中でも、レストランやカフェを描いた絵は、椅子の描き方など、さっと線を引いただけのようなのに、趣きがあって面白いな…と。
 
絵は、「レストラン(オテル・デュ・マルシェ)」と「カフェ・レストラン」
1920年代前後に実際にパリの街角を飾ったポスターも数点あって、こんな風にポスターを描くのかぁ…と。
中学生頃こういう物を見ていたら、美術の点がもっと上がっていたかも…。

ほどほどの展示数で、内容もまぁまぁよかったのですが、場所の表示がねぇ…。
雨も降り始めていたので、地下鉄心斎橋駅からクリスタ長堀を通って行ったのですが、何となくこの辺りかなというところで地上に出るも、ちょっとだけ通り過ぎていました。
クリスタ長堀に、もっとわかりやすく「佐伯祐三展はこちら」とか表示してほしいものです。
市内の人ばかりが来るわけでもないし、市内の人がどこでもよく知ってるわけでもない。
そして、展示室は出光ナガホリビル13階にあったのですが、ビルに入ってもわかりやすい表示がないのですよね。
エレベーターはこちらとか、美術展はこちらとか表示してほしいものです。
京都などでは、もより駅からあちらこちらにその美術展への案内が表示されているので、わかりやすくていいのですよね。
大阪市はもっと親切であってほしいと思います。
美術展を多くの人に見てほしくないんかい?と思ってしまいますねぇ。
やはり文化的レベルの問題か…とか…。

もう一つ、大阪市立東洋陶磁器美術館で「マイセン磁器の300年」というのをやっていて、そちらも行きたかったのですが、おしゃべりに夢中になって夕方になってしまったので、帰りがさらに遅くなるとラッシュになるし…で、あきらめました。
それにしてもこの美術館名、「東洋陶磁器」などとやけに限定された美術館なのですねぇ…。


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