マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

いい刺激になりました

2017-10-17 00:18:13 | 日記
午後、ピアニスト神谷郁代さんの「モーツァルトの奏法を語る」という講座があって、日比谷へ。
相変わらず雨でした。
と言っても、私はテレビで言うほどには寒いと感じませんでしたけど…。
講座ですが、神谷さんが1972年の「エリザベート王妃国際コンクール」ファイナルで演奏された、「モーツァルトのロンドイ短調K.511」を聴くことができて、感動でした。
この曲の演奏法や曲作りのことなどを細かく説明されて、そういう風に考えるんだ…と。
音楽づくりの基本的な話が盛り込まれていて、納得でした。
あらかじめ曲目が知らされていて、楽譜を持ってくるようにとあったので、iPadで持っていきました。
楽譜を見ながら聞いたので、さりげなく弾いているようで実に細かく考えて演奏されているのがとてもよくわかりました。
ところどころ書き込みしながら…。


神谷さんは、出雲でコンサートをされた時から親しくさせていただいていたのですが、なかなかコンサートに行けなかったうちに、病気でピアノを弾けなくなったとのことで、とても残念です。
まぁご本人が一番残念だと思っていらっしゃるでしょうが。
誰でも老化とともに病気になる可能性があるわけで、私もいつまで弾けるのかなぁ…と。
今弾けることに感謝して、どんどん弾いていきたいな…と思うこの頃。

聴かせていただいた演奏は、ロンドとモーツァルトののピアノ協奏曲第20番の一楽章でしたが、ホントに丁寧で心地よいテンポで、いろいろな思いがこもっていて、演奏とはこうあるべきというお手本のような演奏でした。
いい刺激になりました。



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