小学教師の雑感・多感

通じるものがあれば幸いです。

ぜひ情報交換いたしましょう。

「生まれてきて良かったね」

2006年12月31日 | Weblog


大晦日、家族でご馳走をいただき、できあがっています。

父が、今年、新しく家族の一員となったお孫ちゃんに対して、愛情の一言。

 「生まれてきて、良かったね!」

泣いたり笑ったり、いろいろ忙しいけど、生まれてきてよかったよね!


今年も穏やかな1年の締めくくり。残すところ1時間。

紅白にて、徳永英明の熱唱も素敵だった。世界に向けて歌いたい(とのこと)。

世界に向けて、平和を願いたい。皆様にとって、素敵な時・年となりますように。

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17連休 17連酒?

2006年12月30日 | Weblog


この冬休みは、子どもと同じで17連休(12月23日~1月8日)。

研究発表の準備で、夏休みが少なかった措置(という意味も)。

他の学校の先生方は、如何なのでしょうか。


クリスマス会から始まり、ここ数日は、毎日が忘年会。

ダブルヘッダーで、5次会まで参加した日も。

この調子だと、17連休、17連酒も夢じゃない・・・


いつもは会えない知人・友人と会えることは、たまらなく幸せ。

年末の一時。素敵な時間をお過ごしください。

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人生における「微笑」の役割

2006年12月28日 | Weblog


10年来の愛読書 アラン『幸福論』を再読中。

アランは、最も幸福な人間として、“警視総監”を挙げている。

それは、そのまま“教師”にも読み替えが可能。


今年を振り返ると、色々あった。

色々あるから、色々あるけど、教職は幸福な仕事だと思う。

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行動する人

私の好みでいえば、警視総監はもっとも幸福な人間である。なぜか。彼はたえず行動しているからだ。しかもたえず、新しい、予見できない条件のなかで行動しているからだ。やれ火事だ、水害だ、地すべりだ、圧死だ。泥のこともあれば埃のこともあり、病気のこともあれば貧乏のこともある。さらにはまた、喧嘩の仲裁をしなければならないこともある。こういうぐあいに、この幸福な人間は、ひっきりなしに、決然とした行動を要求する猶予のない問題に直面している。

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「クラスで“いじめ”はありますか?」

2006年12月24日 | Weblog


保護者から、こんな質問。

「クラスで“いじめ”はありますか?」

正直、返答に困ってしまう(と答えた)。“いじめ”の定義次第だからだ。


マスコミで騒がれて(煽られて)いるような“いじめ”は、存在しない(だろう)。

しかし、“いじめ的”なことは、日々存在する。

(アンケート結果によると、学年4クラスの中で“いじめられていると思う”と
 答えた児童は、私のクラスが最も少ない。しかし、そういう問題ではない。)

“いじめられている”と思う人がいる限り、いじめは存在する。


いじめは“グラデーション”だと思う。

白と黒の間に、無数の灰色が存在する。問題は白に近いか、黒に近いか。

従って、「いじめはありますか?(白か黒か)」という問いが少し違う。

このような前置きをした上で、
「いじめ的なことはあります」と答えるのが真摯な対応だと思う(実際そうした)。

そして、少しでも「白」に近づけていく努力をしたいと伝える。



2学期最後の授業は「いじめ」を取り扱う。

いじめの「グラデーション構造」を理解して欲しいと考えて。

事前に子どもから「いじめだと思うこと」を書いてもらい、私が10項目選ぶ。

その10項目について、各個人が「いじめ度合い」を10段階で評価する。

今度はグループでコンセンサス実習(多数決なしで納得)をする。

そして、考え方のズレを明確化していく。

子どもからの感想。

「話し合っていやなことをいいあって、すっきりしました。でもほんとうにいじめは、いけないと私は思いました。今、いじめでじさつする人がいるけど、にげ道はそこじゃないと思います。」

いじめのない、いや、限りなくいじめの少ない社会を望みます。

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2学期最後の学級通信の裏に、上記の実践結果を載せました。
写真を拡大すると数値も見れます。コメント覧にも貼り付けます。
「いじめの根絶・激減」は、家庭の協力が必要だと思います。
ご家庭でも、長い冬休みを利用して、話し合って頂けたら幸いです。

やっと泣ける ~涙で渡す通知票~

2006年12月23日 | Weblog


約2ヶ月、入院している子がいる。

1ヶ月は意識がなく、もがき苦しむか、寝ているかの、どちらか。

生死の淵も、さまよった。


2学期最終日、私は「あゆみ」を渡しに病院へ。

2週間前にお見舞いをした時より、ずいぶん良くなっている。

車いすに座って、ご飯を食べさせてもらっている!ほんの少し、声も出る!!


見舞い者と患者・家族を隔てる黄色い線を挟んで、私はあゆみを渡す。

どの子にもするように、私はその子の頑張りや良いところを語りかける。

  (私はあゆみを教室でなく、廊下で渡すようにしている。
   1対1でじっくり、話したいからだ。)


すると、2学期の彼女の頑張りを話しながら、思わず涙してしまう。

 「こんなに強い○○さんだから、大丈夫。
  こんなに早い回復も流石としか言いようがないよ!流石だね。」


これまでの見舞いでは、本人の前では絶対泣かないと心していた。

しかし、今回は泣いた。やっと泣ける状態になったのだ。

病室を離れ、真っ暗な駐輪場で一人、そのことに気付いて、思いっきり泣いた。

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教育は格闘技・・・

2006年12月19日 | Weblog


今日は、朝から闘う決意をしていた。

昨日の放課後、クラスのやんちゃ娘が「いじめにあっている」と訴えて来たからだ。

 (数日前に、その件で保護者とも面談をしている。)

中休み、二人で充分作戦会議(ストーリーの検討)をし、昼休みに、いざ勝負。


“いじめた側”は二人組。

一人は、感情的な子。もう一人は、クールな“賢い”子。(クラスの裏のボス?)

“賢い子”は自分の手を汚さない。“感情的な子”に話をさせる。

しかも、薄ら笑いまで浮かべて。


私は、その表情を見逃さず、すかさず強く注意する。その場は収まる。

しかし少しすると、また、薄ら笑いを浮かべる。

その表情を確認した瞬間、私は烈火のごとく怒る。

「真剣に話しているのに、笑うとはどういうことだ。理由を言ってみろ!」


私は、怒りで自分の唇が震えていることに気付く。

遅れて、彼女の目に涙が浮かんでいることにも気付く。


結局3人は、互いに謝り、“仲直り”をした(二人で考えたストーリー通り)。

しかし、闘いは始まったばかり。今後が勝負。注意して見守りたい。

ひとまず、“いじめられている子”が、
そのままの気持ちで、年末年始を迎えなくて良かったとは心から思う。


教師になって、初めて心の底から怒った。

少し誇らしく思う一方で、とても切なく感じる。

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“正しいかどうかは、分からない。しかし、無為が最大の罪だと信じたい”

跳び箱は誰でも跳ばせられる?

2006年12月18日 | Weblog


2学期最後の体育は、跳び箱。

クラスで1人、跳べない子がいる。


そこで、向山式跳び箱指導法を試みる。

すると、ものの10分で本当に跳べるようになる。


授業の最後、大げさに言う。

「今日、生まれて初めて跳び箱が跳べた人がいます。やってもらいましょう!!」


みんなの前でも、見事6段を成功。拍手が起こる。

体育館の外にいた、次のクラスの子供からも、自然に拍手が舞い上がる。


跳び箱が、跳べるようになる。

本人にとって、小さなことではない。 友だちや、教師にとっても。


思いが強いのは当たり前。

“技術”を身につけたいし、生み出したいと思う。

  “ 人生は短く、技術は長い ” ヒポクラテス

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褒め尽くすこと

2006年12月13日 | Weblog


クラスのやんちゃ娘が、日記を持ってくる。

 「先生、読んでもいいよー!」

私と出会う前から、毎日書き綴ってきたもの。

ちょうど一冊終わったので、見せても良い気になったらしい。


読むと、自然に自分の名が出てくる部分に注意がいく。

そして、その共通点。

「今日、HIRO先生に○○のことで褒められました・・・」

“子どもを褒め尽くしたい”と、その決意を新たにする。

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子どもと作る最高の作品・・・

2006年12月11日 | Weblog


通知票の下書きを完成させた。

持てる語彙の全てを出し尽くし、褒め尽くす。

通知票は、子どもの頑張りと教師の頑張りで作る共同の作品だと思う。

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通知票を書くのは、凄く神経を使う。しかし嫌いではない。
子ども達の写真を見ながら、頑張りを思い出すのは楽しくもある。
しかし、書き終えると泥のようにくたびれる・・・

昨年は指導教諭に「20年選手でもなかなか書けない文章だ」と褒められた。
より豊かな語彙と観察・記録を通して、子ども達に喜んでもらいたいと思う。