妻の姉と10ヶ月の甥は、福島の郡山にいる。
原発からは、5,60キロということで、まだ「安全」な地域。
しかし、自主的な「屋内待機」状態は続き、精神的にまいっていた。
そこで、我が家にいったん避難。結局、半月ほどで福島に戻った。
原発は怖い。特に、子どもへの影響が。
親になった今、心からそのように思う。
持続可能な国づくりの会の運営委員会でも、原発について議論したことがあった。
その結果、脱原発という方向性は、はっきりと共通認識を持てた。
しかし、原発という「高エネルギー」の問題に本格的に足を踏み入れる前に、やるべきことがあると考えた。
その最たるものが、持続可能な国づくりの会の『理念とビジョン』の広報・深化・内在化。
しかし、福島であのような事故が起こった今、脱原発の声をあげていく必要があると考える。
2月に運営委員長となった、岡野守也氏が、会のブログで原発について述べている。
●いまさらながら「地震列島に54基の原発」の恐怖
●風力発電という希望
国内に54基ある原発の恐怖。しかし、環境省の発表によれば風力で40基分はまかなえるとのこと。
残りの14基をどうするか。現実味を帯びた議論になる。
そして、その議論をすると同時に、廃炉とする手を打っていく必要があると考える。
しかし、「原発」をそれだけの問題として見るのでなく、トータルな社会問題として見ていく必要もある。
その視点は、持続可能な国づくりの会の推進者の一人、小澤徳太郎氏のブログに詳しい。
特に「原発をなくすだけなら、スウェーデンの“脱原発”は簡単」という内容には、うなずくところが大きい。
今となっては、
「なんで、こんなものをつくってしまったんだろう。」と思うのは当たり前。
「未来の子どものために、クリーンで安全なエネルギーを。」と願うのも当たり前。
そんな当たり前の思いや願いを結集させ、実現していくことがこれからの課題であることは間違いない。